102分は長いですね【木造駅舎コレクション】086
※2021年4月撮影
トップ画像は、久大本線引治駅に近づく下り列車。各駅停車由布院行。引治駅撮影を終えると、筆者はこれに乗って由布院に向かいます。
では前回の続きから。引治駅出入口から駅前広場が見えます。広いです。
※2021年4月撮影
ホーム待合室で弁当を食べていた時も静かでしたが、駅前も人の気配はありませんし、物音一つしません。無気味なほど静かです。鳥も啼いていない・・・。
※2021年4月撮影
駅出入口。駅名の板が妙に縦に長過ぎでバランスがヘンです。右の赤い箱は郵便受けかと思ったら郵便ポストでした。こんなポストは初めてみたかもしれません。建物財産標は見つかりません。おそらく昭和4年(1929年)駅が開業した時の駅舎です。
※2021年4月撮影
駅舎全体。こぢんまりまとまっています。
※2021年4月撮影
駅舎の左にキレイな公衆トイレが有ります。自動車が駐まったな、と思うとトイレを使いに来た方でした。トイレはとてもキレイだし、コンビニが近くになさそうです。
※2021年4月撮影
駅前広場全体。
※2021年4月撮影
駅前通りから南東方向。真っ直ぐ進めば大分県道681号に当たります。宝泉寺温泉に行くには右折・・・国道387号線沿いに行けば旧宮原線の廃駅もあった様な気がします。
左の硝子戸付きの箱は「何だろう?」と見に行ったらゴミ出し用でした。カラス避けではなさそうだし、何からゴミを守るのかな。床が上げてあるからネズミ?
※2021年4月撮影
駅の正面には大きな建物がありますが、人が住んでいるのか分かりません。元はタバコ屋さんがあった様です。
※2021年4月撮影
その右の家には「局便郵」という看板。古い簡易郵便局でしょうか。
※2021年4月撮影
駅前通りの国道と反対側。左のお家が元・簡易郵便局。右には理容室の回転サインポールが見えます。
※2021年4月撮影
理容室の隣には壊れた廃屋。
※2021年4月撮影
駅に戻って駅舎を撮ります。
※2021年4月撮影
右の方にかつての貨物ホームがあったのですが何故か写真を撮っていませんでした。時々、こうした大ボケをかましてしまいます。
※2021年4月撮影
駅舎の左に屋根のある駐輪場が見えます。
※2021年4月撮影
ホーム側から。奥がキレイなトイレ。
※2021年4月撮影
これで駅舎の周囲を一周しました。
※2021年4月撮影
玖珠郡九重町町長さんが平成2年(1990年)に掲出した契約に関する記載があります。町の集会所として駅舎を使用する契約ですが、期限は平成6年(1994年)まで。既に四半世紀以上前に契約は終了しています。
※2021年4月撮影
ホームに上がって駅舎。
※2021年4月撮影
天ヶ瀬駅を14時3分に出た下り特急「ゆふ3号」が通過しました。
※2021年4月撮影
その8分後、上り普通列車豊後森行が14時31分に引治駅を出発。筆者の乗る下り列車到着まであと30分です。流石に102分は長い・・・。プラプラして写真を撮る以外にやるコトがありません。
※2021年4月撮影
ホームの久留米側端部から壊れた廃屋が見えました。手前、丹精された花が見事です。
※2021年4月撮影
芝桜がキレイでした。チューリップも満開。こんなにゆっくり花を眺めて過ごしたのは久しぶり。
※2021年4月撮影
15時。九酔渓の鉄橋を渡ってくる下り列車が見えました。
※2021年4月撮影
引治駅で過ごした102分間、駅横のトイレに来た人(2人)を除いて全く人間を見ませんでした。静かで良いけど流石にちょっと寂しいかな。
では由布院駅に向かいます。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。