【木造駅舎カタログ】山陽本線013/22 金光駅

2021.08.22

※2020年8月撮影

トップ画像は、山陽本線金光駅。建物財産標によれば明治35年3月。1902年建造の古い駅舎です。6時45分着。窓口営業時間前なので青春18きっぷの筆者はインターフォンで自動改札機を通してもらいました。窓口営業時間は7:50~9:20、9:50~11:50、16:00~18:00。(撮影した2020年8月当時)5分待てばよかったのです。(笑)

金光駅は、1901年(明治34年)山陽鉄道の金神(こんじん)駅として開業。1902年(明治35年)現在の駅舎が完成。1906年(明治39年)国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で山陽本線の所属駅になりました。1919年(大正8年)金光駅に改称。

余談です。1919年はマルセル・デュシャンがモナリザの絵はがきにヒゲを描いた年。作品は『L.C.O.O.Q.』(フランス語で“Elle a chaud au cul”と読めます=彼女は性的に興奮している、と後年インタビューでデュシャン自身も認めています)。パリのポンピドゥーセンター(フランス国立現代美術館)で筆者も見ています。笑っちゃうのは、何も書き加えていないモナリザの絵はがきを「ヒゲを剃ったL.H.O.O.Q.」と題して1965年、知人にディナー招待状として送っているのです。まぁ、デュシャン流の手の込んだ冗談です。

駅前の道路まで出て広い駅前広場と金光駅。

※2020年8月撮影

明治時代の木造駅舎ですが、西阿知駅にあった装飾パネルが駅舎正面の軒になる形で大きく張り出しています。もったいないですねぇ。アタマの中で緑色の構造物を消してみると、なかなか楚々とした木造駅舎の佇まいが想像できます。

※個人的な感想です

※2020年8月撮影

近づくと緑色の軒しか見えません。明治時代からの木造駅舎であることはこの角度からは感じられません。昭和末期に建てられた駅舎という印象です。

※2020年8月撮影

西阿知駅の装飾パネルと異なって、しっかりした構造体として駅舎全面の軒になっていることが分かります。

※2020年8月撮影

点字ブロックもあります。これなら雨に濡れずに済みますね。

※2020年8月撮影

朝日の逆光ですが、こちら側からも駅舎。

※2020年8月撮影

逆光で撮る場合はレンズに当たる陽光を遮る「ハレ切り(ハレーションを切る)」という方法がありますが、この場合はカメラを固定して陽光を遮る必要があります。独りの手持ち撮影では不可能です。

※2020年8月撮影

駅出入口正面。到着してから20分以上経ちました。郵便ポストとダブルの電話ボックスがあります。

※2020年8月撮影

駅前にはポツンと書店。東の方に耳鼻科と薬局、時計店。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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