岩手県久慈市と岩手県北自動車(岩手県北バス)は、8月7日~10月24日の79日間、JR八戸駅~八戸中心街~久慈駅を結ぶ久慈・八戸高速バスを、1日4往復走らせる。

ことし3月末、三陸沿岸道路 久慈~八戸 が全線開通し、久慈~八戸の移動時間が大幅に短縮。今回の期間限定 高速バスは、実証運行というかたち。

この三陸沿岸道路を行く久慈・八戸高速バスは、久慈駅~八戸駅が最短で1時間15分、久慈駅~八戸中心街ターミナルが最短58分で結ぶ。

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同区間を行く八戸線は1日8往復、所要時間1時間40分。気動車列車と高速バスと選択肢が増え、夏・秋の東北旅が楽しくなる。

八戸駅・久慈駅の出発時間は、八戸駅発が8:30・12:50・15:50・18:00、久慈駅発が6:45・10:30・15:30・17:30。

運賃は、大人(片道)1,350円、子ども(片道)680円。往復乗車券は大人2,200円、子ども1,100円と割安に。

久慈観光循環バス新設、久慈海岸線を拡充

また、8月7日~10月24日の間、久慈駅と2つの観光拠点を結ぶ久慈観光循環バス 久慈琥珀博物館 ⇔ 久慈駅 ⇔ もぐらんぴあ も運行。各施設へ2往復する。

さらに、既存路線バス 久慈海岸線 小袖海岸~久慈駅を、平日1便、追加運行する。9月30日までの土日祝は、1日2往復で運行する。

こうしたコロナ禍での実証運行は、秋以降の遠方からの観光客利用に期待しつつ、おもに八戸市近郊住民をターゲットに、「マイカー以外での観光客」の可能性を探る。

この久慈・八戸高速バスは、観光のほか、久慈市近郊住民の生活交通としての可能性も含めて実証調査。

季節を問わず通年を通した地域利用者を確保し、今後の本格運行をめざしていく構え。

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画像は岩手県北バス車両イメージ(yamahide / PIXTA)