走行機器など先代車流用の新旧合作モデル、東武200系に2本めの廃車か
浅草と館林・足利市・太田・赤城・葛生・伊勢崎方面を結ぶ東武鉄道の特急列車―――りょうもう。
東京と両毛エリアを結ぶこの特急りょうもうを担ってきたのが、東武200系200型 6両編成9本と、同250型 6両編成1本。南栗橋車両管区館林出張所に所属する。
1990年から1998年にかけて、東急車輛製造とアルナ工機でつくられたこの形式は、2020年末にその第1編成の201編成が廃車に。
8月には、1997年前後につくられた200系208編成が北館林荷扱所へとむかった。東武特急500系リバティの増備に押し出されるかたちで、200系2本めの廃車か。
東武200系は、それまで優等列車りょうもうを担ってきた東武1800系を置き換えるべく登場。
200系200型9本は、床下の走行機器などは、1950年代から走り続けてきた東武1720系(DRC:Deluxe Romance Car)のものを流用し、スラントノーズの新しい車体を載せた、新旧合作モデルといえる。
そのなかでも今回、北館林荷扱所にむかった200系208編成の走行機器類は、1720系 第1編成 1721編成のものを流用していることなどから、ほかの編成よりも早く北館林荷扱所へと送られたか。
この208編成は一時期、画像のように、友好鉄道協定を締結する台湾鉄路管理局 TEMU2000形 普悠瑪(ぷゆま)にあわせたカラーリングで営業運転につき、異彩を放っていた。
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