富士急行は2021年9月1日より、富士急行線「谷村町駅」(山梨県都留市)に副駅名<谷村城下町>(読み:やむらじょうかまち)を導入する。

戦国時代から江戸時代にかけて、谷町駅周辺は谷村城とその詰城である勝山城を中心とした城下町として栄えた。副駅名導入は、この「富士の麓の小さな城下町つる」のイメージを国内外に向けて広く発信し、観光誘客に寄与すること、また同駅を中心としたエリア全体の交流人口の増加による地域活性化につなげることを目的としたもの。富士急行と都留市が本年6月締結した「SDGs推進に係る連携協定」事業の一環。

副駅名称は都留市内に在住、在職、在学されている方を対象とした公募によって選ばれた。90件の応募の中から、観光イメージにも一致する<谷村城下町>を都留市と富士急行が選定したという。

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富士急行は今回の副駅名導入を記念し、城下町をイメージした入場券セットや、レトロな駅舎をそのままデザインしたキーホルダーなどのグッズを販売する。発売日はいずれも9月1日で、公式オンラインショップ「富士急のりもの百貨店」などで扱う。

また富士急行線「谷村町駅」と「大月駅」間の往復乗車券と「ミュージアム都留」の入場券をセットにした「谷村城下町歴史探訪きっぷ」も登場する。金額は大人1,100円、学生1,000円、小人500円で、9月14日~11月30日にかけて富士急行線「大月駅」で販売する。

鉄道チャンネル編集部
(画像:富士急行)