あちゃ〜工事中・・・【木造駅舎カタログ】紀勢本線07/176 尾鷲駅
※2020年12月撮影
トップ画像は、紀勢本線尾鷲駅。今回はロードムービー風に撮影順に展開します。
レンタカーを手前の駐車場に駐めて駅に向かって紀望通り(三重県道203号線)を尾鷲駅に向かって歩いていました。
あちゃ~、何と駅舎は工事中の様です。
駅舎は工事用シートなどでほとんど見えない状態です。これには参りました。
※2020年12月撮影
尾鷲駅は、国有鉄道紀勢東線の終点として1934年(昭和9年)開業。当時の駅名は旧かなで「をわし」でした。1957年(昭和32年)に紀勢東線が九鬼駅に延伸されるまで23年間もの間、終着駅だったのです。
1936年(昭和11年)矢ノ川峠を越えて木本町(現・熊野市)まで県道(現在の国道42号線)が開通。鉄道省営のバスが2時間45分かけて45kmを結びました。紀勢本線が全通した際に木本駅は現在の熊野市駅に改称されています。現在なら普通電車でも45分(34.3km)です。
ちなみに筆者は今夜は熊野市駅の一つ手前、大泊駅近くのホテルに投宿の予定です。
1959年(昭和34年)7月、三木里駅~新鹿駅間12.3kmが開通し紀勢本線はようやく全通。「をわし」駅も読み方が「おわせ」駅に改称。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海の駅になっています。
駅が開業した1934年(昭和9年)の駅舎を改修しながら現在も使用しています。
※2020年12月撮影
尾鷲駅の駅舎撮影はどうにも不可能です。
紀勢本線の尾鷲駅まで三浦半島の自宅駅から513.1km。始発電車にのれば青春18きっぷでも10時間41分かかって16時前に着きますが、気軽に日帰りできる距離ではありません。再撮影がいつできるか予定はたちませんが、山陰本線の幡生駅、萩駅も宿題になっています。可能な限り早めに追補でアップできる様に努力したいと思います。申し訳ありませんが期待せずにお待ち下さい。
駅出入口。青春18きっぷで構内はたっぷり見てきました。
※2020年12月撮影
せめてものサービスカットです。駅の敷地内には入ってはいません。少し望遠レンズ側にして駅舎内待合室から改札口を写しました。
※2020年12月撮影
駅前には食堂とビジネスホテルがあります。
※2020年12月撮影
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)