JR京都駅、京阪七条駅、京都鉄道博物館などを結ぶ京阪バスのステーションループバス(京都駅~七条京阪前~梅小路・ホテルエミオン京都)は、12月22日から全車両4台が電気バスに更新し、運行している。

複数台で運行する路線バスのなかで、一路線すべてが電気自動車になったのは、日本で初めて。

新しいバス車両は、ビーワイディージャパン製J6小型電気バス。京阪バス洛南営業所(京都市伏見区)に配置する。

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今回の電気バス導入は、京阪バス、関西電力、ビーワイディージャパンの3社が電気バス導入協定を締結し、電気バス運行に関する課題・最適充電などについて検証していくアクションの一環。

ステーションループバスに導入した場合、電気バスとディーゼルエンジンバスのエネルギーコスト比較(理論値)は、ディーゼルエンジンバスが年間1台あたり143万円、電気バスが40万円という。

電気バスは、走行時の排出ガスがなく、従来のディーゼルエンジンバスに比べ走行騒音を大幅に減少させ、災害時の非常用電源としての利用などさまざまな場面での活用が期待されている。

いっぽうで気になるのは、これまでステーションループバスを担っていた京阪特急8000系カラーの中型路線バス。

この京阪特急8000系カラーバスは電気バスに置き換えられて営業運転から離脱。当分予備車として取り扱い、電気バスの整備などで通常のバス車両で運行する場合があるという。

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