東北が雪解けするころの3月29日~4月1日と4月5~8日の8日間、山田線で列車の運休をともなう昼間集中工事が行われる。

作業内容は、山岸~上米内で人力による橋枕木交換、上米内~華原市でトンネル剥落対策(たたき落とし)、上米内~千徳で落石対策(浮き石整理)の3種類。

人力による橋枕木交換は、レールを上げ、人力によって橋りょうの劣化した枕木およそ80本を交換。この作業で列車運行の安定性をアップさせる。

トンネル剥落対策(たたき落とし)は、凍結・融解で不安定になったトンネル内壁のコンクリートを叩いて落とす。この作業でトンネルからのコンクリート剥落を未然に防いでいく。

また落石対策は、凍結・融解で不安定になった線路脇斜面およそ130か所の石を集積・整理し、斜面からの落石を未然に防いでいく。

こうした工事を行うにあたり、JR東日本は、保守作業等の効率化や作業環境の改善による働き方改革をめざし、山田線の列車を運休させて昼間に集中的に工事することに。

工事期間中はおおむね9時から16時ごろまでの上下3本の列車を運休。1本の臨時列車を走らせる。

運休列車は、快速リアス 3637D 盛岡11:09発 宮古13:30着、快速リアス 3639D 盛岡13:13発 宮古15:31着、快速リアス 3636D 宮古09:22発 盛岡11:41着。

臨時に走らせる列車は、快速 9639D 盛岡15:30発 宮古18:02着。

また、運休となる列車の代行輸送は実施しないなか、岩手県北バスの106急行バス並行区間では、同バスへの振替輸送を実施する。

振替輸送を利用する場合は、乗車券または定期券を提示し、係員に伝えて乗車する。