東急東横線 10年前にあった渋谷1号踏切を歩く

2022.01.27

世紀の大工事、作業員1200人を動員し、終電後の深夜ひと晩で線路を地下化し、翌朝からなにもなかったように営業運転を始めた東急東横線 渋谷~代官山 1.4km。

そのなかでも、地上から地下へと切り替わる代官山駅の渋谷寄りは、難工事中の難工事で、既存の地上線の数メートル下に新たな軌道と線路を事前に整備し、下っていく線路に切り替えるという深夜のどきどきはらはらなドラマが展開された。

そんな世紀の大工事に挑む1年前。2012年2月の渋谷1号踏切とそのまわりを画像といっしょに歩いてみる。

画像↑↑↑は地上時代の東横線 代官山駅 渋谷寄りの2012年2月の風景。渋谷1号踏切から上り各駅停車 渋谷行き電車をみる。

いま、この渋谷1号踏切もなければ、この9000系も東横線にはもう姿をみせない。9000系は、この撮影後の1か月後に東横線から撤退。大井町線へと仕事場を変える。

またこの線路も消え、この直下にできた地下線をメトロ・西武・東武の直通電車などがいま走っている。

奥にみえる少女漫画に出てくるお城を想わせるおしゃれなベランダがある建物は、いまもビンテージマンションとして注目を集めるキャッスルマンション代官山。

振り返ると、地下化工事へむけた準備ヤードの基礎工事もみえる。画像↑↑↑奥にはすでに、代官山アドレスザタワーが。「代官山のタワマンといえばここ」というこの建物は、2000年に竣工していた。

こんどは渋谷1号踏切から渋谷方面をみる。右側の住宅などを支える断崖は、いまも残っている。ここの軌道跡は東急東横線線路跡地『LOG ROAD DAIKANYAMA』として遊歩道や商業施設などがきれいに整備されている。

背の高い煙突は、東京二十三区清掃一部事務組合渋谷清掃工場。こちらも健在。

こんどは渋谷1号踏切から代官山駅方面をみる。画面左の住宅などを支える断崖はいまもそのまま。現在は、この直下に掘割の線路がみえる。ちょうど、渋谷1号踏切のあったところに、トンネルの出入口がある。

さらに、渋谷1号踏切をわたって西側(八幡通り側)をみる。画像の赤い屋根の2階建ては、エクレール代官山。いまも当時の姿のまま健在。

この画像の右手にはいま、その場でつくられたクラフトビールが楽しめるオールデイダイニング「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」が出現している。

―――変わる風景、変わらない景色。10年前のこうした画像をみながら、渋谷1号踏切跡地を歩いてみて。


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