東京都にはバリアフリーな快適客室が3000室以上! JR東日本ホテルメッツ秋葉原でその居心地のよさを体感! 駅から客室まで車いす視点で移動してみた

2022.03.12

知ってた? 東京の鉄道や駅、空港、ホテルなど、みんなが使う公共空間は、めちゃめちゃバリアフリーがすすんでいることを。

このバリアフリー化が加速したのは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて東京が動き出してから。

実はこの“東京バリアフリー対応トレンド”を、みんな知らないということで、実際にJR東日本ホテルメッツ秋葉原にある、バリアフリー客室に行ってみた。

―――と、その前に、JR秋葉原駅から車いすユーザー視点でJR東日本ホテルメッツ秋葉原にアクセスしてみる。

JR秋葉原駅には、それぞれバリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)対応のエレベーターやエスカル(車いす用階段昇降機)、スロープ、多機能トイレ、拡幅改札口などが整備されているから、車いすユーザーは段差や障壁を感じることなく、高架ホームから地上階へと移動でき、さらにJR東日本ホテルメッツ秋葉原のエレベーターでフロントへと到達できる。

実際に、駅のホームからホテルフロントまで車いすペースで移動してみると、ゆっくり歩くペースと同じ所要時間で移動できるのを体感。よくできた導線のつくりをあらためて感じる。

どこまでもフラットで車いす視点、こんなうれしい部屋があったんだ!

JR東日本ホテルメッツ秋葉原に1室あるユニバーサルデザインルーム(バリアフリー法上の車椅子使用者用客室)に入ってみると、びっくり。

ドアから最も奥のバスルームまで、フルフラット。しかも、ベッドから、客室ドアの内側から廊下をのぞける窓、ハンガー、パウダールームのデスクに至るまで、すべてが車いすユーザーの高さ・視点にあわせて低く設定してある!

トイレには、これまたあると便利な大型の肘掛けもあって、車いすユーザーでなくても、お年寄りや足腰が弱い人にもうれしい。

こうした設備をみていると、障がいのある人ない人の隔てなく、いつも以上に快適に過ごせる空間と感じる。

たとえば、車いすを利用する友人との旅行や、足腰の弱い人やお年寄りといっしょの旅や、親子3世代でのホテル時間などにも、積極的にこうしたバリアフリー客室を選びたいと思ってくる。

また車いすユーザーが難しいと思う、押し開けタイプのドアは客室ドアのみ。客室内の水回りは扉などが引き戸タイプで、安心。

一般客室195室もバリアフリー! こうした快適空間を積極的に選びたい

このJR東日本ホテルメッツ秋葉原は、一般客室195室もバリアフリールームだから、1室だけあるユニバーサルデザインルーム(バリアフリー法上の車椅子使用者用客室)がとれなくても、安心して利用できる。

いま、こうした都心のホテルは、コロナで外出が制限されたファミリーやカップル、グループの“ホテルで過ごす時間”として利用する人が多いとか。

たとえば、スーツケースを転がす人も、こうしたバリアフリーな部屋を選ぶことでよりストレスフリーになるし、ベビーカーなどといっしょに旅する小さな子ども連れファミリーにもおすすめ。

こうしたバリアフリーホテルを積極的に選ぶことで、快適なホテル時間が体感できると実感した。

ちなみに、ユニバーサルデザインルームは「バリアフリー法における車椅子使用者用客室」で、バリアフリールームは「東京都建築物バリアフリー条例の基準を満たす一般客室」のこと。

この両方の部屋を総称して「バリアフリー客室」というから、今後こうしたお部屋を探す人はチェックしてみて!

東京都ではこうした快適なバリアフリー客室が3000室突破!

実はこうしたバリアフリー空間が、知らないうちに一気に広がったのは、東京都が独自に行った「東京都建築物バリアフリー条例の改正」が後ろ盾にある。

たとえば宿泊施設のバリアフリー化は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会や、その先の高齢化を見据え、障害者・高齢者・子ども連れ・外国人など、あらゆる人が利用しやすい宿泊環境を実現する「OPEN STAY TOKYO」というアクションで、一気に広がった。

国のバリアフリー法によるホテル客室の「車椅子使用者用客室」 の設置義務に加えて、東京都は、条例改正により、車いす使用者用以外の一般客室も、国内でどこよりも早く整備基準を定め、バリアフリー対応を義務付けてきた。

また、こうした義務化に加え、ホテルなどが積極的にバリアフリー化に取り組むことができるよう、宿泊施設バリアフリー化支援補助金などのサポートも用意した。

こうした東京都の施策で、都内で法令にもとづく「車椅子使用者用客室」と、改正建築物バリアフリー条例に適合する「一般客室」は、いまなんと3,200室もあるとか!

―――知らなかった。こんなに快適な空間が3000室以上もある東京に宿泊するなら、こうしたバリアフリー客室を選ばない手はない。

じゃあ、こうしたバリアフリー対応施設はどうやって探せばいいか。これもめちゃめちゃ便利な東京都のサイトがあるから要チェック。

バリアフリー情報を発信する「とうきょうユニバーサルデザインナビ」で検索すれば、高齢者や障害者を含めたすべての人が、外出時に宿泊施設など必要な情報をかんたんに入手できる。

この「とうきょうユニバーサルデザインナビ」(9言語10種類対応)サイトでは、交通手段別、場所別、スポット別に、都内施設(駅、デパート、公園、宿泊施設等)におけるエレベーター やトイレなどの設備の有無などの検索できるほか、行政が行っている取り組みや情報バリアフリーに役立つアプリやサイトも紹介中だから、気になる人はチェックしてみて!


図面:改正東京都建築物バリアフリー条例 一般客室の基準(出典:東京都ホームページ)


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