SNSで沿線の魅力を発信　新京成が公式インスタグラム開設　HPもリニューアル

SNSは現代企業にとって、最強のPRツールとも。鉄道業界でも、公式インスタグラムを開設する企業が増えている。

新京成電鉄は2022年３月23日、同社沿線の魅力的なグルメやスポットを紹介する公式インスタグラムを開設した。さらに、沿線での魅力的な暮らしを情報発信する公式サイトを約７年ぶりで大幅リニューアル。サイト名も従来の新京成ライフから、「新京成ライフなび」に変更した。

インスタの登録名は「新京成電鉄【公式】」。プロフィール画像は、ツバメのマスコットキャラクター、「しんちゃん」と「けいちゃん」をあしらった。

初投稿は、「新京成電鉄は、千葉県の松戸駅～京成津田沼駅を結ぶ電車です。これから沿線の素敵な景色や魅力的なグルメ情報などをご紹介していきます」。新鎌ヶ谷付近の高架区間を走る電車の写真を添えた。沿線利用客からと思われる「開設おめでとうございます。今も松戸から乗って帰って来ました」のコメントも。

また、公式サイトのリニューアルでは「アクティブ単身」「わくわく子育て」「のんびり老後」の３パターンの暮らし方を設定。ヤングファミリーも手が届く不動産物件や鎌ヶ谷市内を中心にした沿線の果樹園、北海道日本ハムファイターズ（ファーム）のホームグランド・鎌ヶ谷スタジアムなどを紹介する。

首都圏では、東京都心への一極集中が長く続いてきたが、新型コロナの影響で郊外での暮らしが見直されている。インスタの開設やサイトリニューアルは、こうした環境変化をうけ、沿線住民はもちろん、東京や他県の住民にも沿線を知ってもらおうとする動き。

記事：上里夏生