JR東日本が、次世代新幹線の開発・試験プラットフォームと位置づける試験車両 E956形式、愛称名 ALFA-X。

先頭形状や客室側窓枚数、運転席まわりキャノピーやルーフ色、ヘッドランプ位置なども、既存E5系とは異なるつくりに。

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◆1号車 東京寄りの先頭車

1号車 東京寄りの先頭車は、既存 E5系とほぼ同じ先頭長。E5系のノーズ長が15mに対し、こちらは16m。

トンネル突入時の圧力波をおさえるとともに、室内空間を確保。客席側窓はE5系と同じく6枚。

先頭部の形状は、削ぎ(そぎ) や畝り(うねり)、拡がりといった、風の流れによってつくられる要素を取り込む。

ヘッドランプは、E5系よりも前方下部においている点も新しい。

◆10号車 新青森寄りの先頭車

10号車 新青森寄りの先頭車は、先頭長を従来よりもさらに長くすることで、トンネル突入時の圧力波をおさえて環境性能を追求。

先頭部は 22mにおよぶロングノーズ。台車部を覆うせり出した造形、運転士をつつみ込む造形。

後方にむけて滑らかにつなぐ造形の3つの造形で構成。客席側窓は1号車よりも3枚減らして、3窓に。

また、東京寄り、青森寄りとも、運転席付近キャノピーからルーフにかけてはブラック仕上げ。

この試験車両 E956形式、愛称名 ALFA-Xは、2019年5月に落成予定。