アクセスはメトロ中央線 大阪・関西万博まであと3年 関西鉄道各社、サービス向上の鍵は「MaaS」【コラム】

2022.04.30

Osaka Metro中央線400系電車=イメージ=。独特な外観もさることながら、1編成1両の「クロスシート車両」も話題です(画像:Osaka Metro)

3年後の2025年4~10月に大阪で開かれる国際イベント、それが「大阪・関西万博」です。正式名称は「2025年日本国際博覧会」。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。前回の大阪万博から55年、関西で再び開催される万博は、前回のような物質的な豊かさとは異なる、心の豊かさを追求・発信する催しになります。

多くの情報は未発信の大阪・関西万博ですが、2022年4月18日には8つのパビリオンの出展計画が東京で発表されるなど、徐々に開催概要が明らかになってきました。ここでは「大阪・関西万博と鉄道」をテーマに、万博の来場者輸送計画や関西の鉄道各社のサービス向上策をまとめました。

直径600メートルの巨大リング

大阪・関西万博会場全景(夕景)。夢洲は大阪湾に面しますが、地形の関係で平地から海は見えません。ドーム屋根は12メートルの高さがあり、頂上部からは大阪湾や明石海峡が一望できます(画像:(公社)2025年日本国際博覧会協会)

大阪・関西万博の会期は2025年4月13日~10月13日の184日間。会場は大阪市此花区、大阪北港に造成された人工島の夢洲(ゆめしま)です。会場スペースは、大阪ドーム約45個分に相当する155ヘクタールあります。

会場イメージで、最初に目がいくのは直径600メートルの巨大リングかもしれません。図には描かれませんが、中央部は円周長2キロの巨大なドーム状の屋根で覆われます。

来場者数は目標2820万人

政府は2020年12月、万博の開催を閣議決定(正式名称は「2025年に開催される国際博覧会〈大阪・関西万博〉の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針」)。主催者の(公社)2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)は、これを受けて基本計画を公表しています。協会は2022年から開催を意識した準備に入り、2023年には会場建設に着手します。

万博の参加目標は150カ国・25国際機関。100カ国・7機関が出展を表明しています(2022年4月8日時点)。主な国・地域は、米国、英国、フランス、ドイツ、EU(欧州連合)など。

来場者目標は2820万人。参考になるのが2005年に開かれた愛知万博(愛・地球博)の2204万人です。ただし、2820万人はコロナ前の数字。「若干の見直しが必要かもしれない」と博覧会協会も認めます。

次ページICTやMaaSでスムーズな来場を実現


LINEで送る

オススメ記事