JR西日本岡山支社は、2023年度以降に順次導入予定の新型車両(227系近郊形直流電車)の車両デザインを発表した。

デザインはGKデザイン総研広島が監修。デザインコンセプトは「豊穏の彩」(読み:ほうおんのいろどり)とした。

「豊穏」は豊穣と穏和からの造語で、岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候・風土を表現する。沿線を象徴する豊穏のピンク(岡山の桃、福山のバラ、尾道の桜)をシンボルカラーとし、太陽の恵みや穏やかさを暖色のグラデーションで表現するという。

ADVERTISEMENT

導入車両数は2両編成・3両編成の計101両。山陽線などへの導入を予定している。

新型車両の特徴・内装等(※2022/5/10 14:30追記)

新型車両の主な特徴として、安全装置や設備を導入することで安全性を高めた。「衝撃吸収構造」「先頭車間転落防止ホロ」「戸挟み検知装置」「EB-N装置(運転士異常時列車停止装置)」は岡山エリアでは初。

また、バリアフリートイレや車いす・ベビーカースペース、LED照明、自動温度調節による空調、自動換気機能などで快適な車内区間を提供する。出入口付近のスペースも拡大し、車内ドア上部には情報表示装置を設置し、2か国語の行先案内を行う。

車内イメージ

JR西日本岡山支社は「新型車両が将来にわたって、ご利用いただくお客様や沿線の皆様に親しみを持っていただく」ことを目的として車両愛称名の募集も行う。募集詳細は決まり次第発表される。

※画像:JR西日本