山陰線(JR嵯峨野線)京都~丹波口間に建設中の新駅。その駅名が梅小路京都西(うめこうじきょうとにし)に決まった。2019年春に開業する。

「梅小路」は、京都市の駅名公募で最多のワード。また、京都駅の西側1.7kmに位置し、京都観光の新たなサブゲートとなることから「京都」「西」をつけた。

新駅は、山陰線と七条通が交差する地点にできる。駅舎側面は、京都の町並みの縦格子(たてこうし)、縦縞(たてしま)、京友禅の反物の縦長矩形(たてながくけい)を想わせるデザインに。

ADVERTISEMENT

駅改札口付近には、工芸品などに使われる梅柄光琳梅(うめがらこうりんばい)の形状をモチーフに。

ホーム外壁や駅舎入口部には曲面を採用。南側に広がる梅小路公園と調和し、京都らしい色彩計画を取り入れた。

駅舎のデザインコンセプトは「梅小路公園および京都駅西部エリアにある観光の玄関口の駅として、地域との連携を育むデザイン」。

また、この梅小路京都西駅と七条通の北側を結ぶ歩行者空間を整備。

梅小路京都西駅付近と東海道線を結んでいた短絡線は廃止。この短絡線の構造物を再活用し、横断歩道橋にする。

この横断歩道橋には、屋根や、エレベーター2基を設置する。

さらに梅小路京都西駅に隣接する七条入口広場の歩行者空間を整備。大型バス駐車場を効率的、コンパクトに再整備する。