【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宇品線 その3(16)

800形801号とすれ違います。1983年〜1997年にかけて14両が作られています。アルナ工機製。

芝で緑化されています。

高速道路と国道2号が右に離れて行くと元宇品口停留場。海岸通からは300m。単線の旧宇品線時代に向宇品口(むこううじなぐち)停留場が最初に作られました。宇品線が宇品通りを南下する現在の新線に付け替えられると新たに向宇品(むこううじな)停留場が設けられます。当時の終点でした。

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駅名標。1951年(昭和26年)新しく広島県営桟橋ができると、宇品線はそこまで延伸され新たに宇品終点停留場が終点として設けられます。終点ではなくなった向宇品停留場は、向宇品口停留場を経て2001年(平成13年)からは元宇品口停留場になっています。

正面に広島みなと公園があります。左に曲がって。

正面に松山行フェリー乗り場が見えてきました。

さらに90度右折。広島港(宇品)停留場です。

元宇品口からは500m。先に書いた様に1951年(昭和26年)新しく広島県営桟橋ができ、そちらに新たな終点として作られたのが宇品終点停留場でした。1960年(昭和35年)からは宇品停留場と称されています。頭端式ホームでABCの3つのホームがあります。

その後も埋め立て工事は続き、県営桟橋も開業時よりも南に移設、これにともなって広電も158m南に延長されます。1976年(昭和51年)には旅客ターミナルが整備され広電もさらに約10m延長し停留場を複線化しています。

しかしさらに埋め立て工事は続きます。2001年(平成13年)250m西に新しく現在の宇品旅客ターミナルが新設されました。宇品線はさらに100m延長され新宇品旅客ターミナルの正面に新たな停留場を作りました。この時に広島港(宇品)停留場に改称されています。

1号線広島駅行が出発しました。3700形3702は、1984年〜1987年に5編成が導入されたアルナ工機製の連接車両。デザインは3500形と同じです。

次の発車はCホームの3号線広電西広島(己斐)行。

元京都市電の1906西陣は0号線回送表示です。

【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宇品線 その4 皆実線 その1(17) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)