JR西日本は2022年7月28日(木)、在来線・新幹線におけるIC定期券のサービス向上を図ると発表しました。サービスの開始時期は2023年春を予定しています。

(1)エリアをまたぐ在来線定期券をICOCAで発売

「ICOCAエリアとSUGOCAエリア」をまたがる区間の在来線定期券をICOCAで発売します。これにより定期券利用者は自動改札機にタッチするだけで改札を通過することができるようになるほか、紛失時の再発行も可能になります。

ただし各社のICサービスエリアをまたがり、かつ定期券区間外を乗車する際は自動改札機を使うことはできません。また、交通系ICカードのチャージ残額で各社のICサービスエリアをまたがって乗車する場合も自動改札機は利用できないため、あらかじめ全乗車区間のきっぷを買い求める必要があります。

(2)新幹線定期券「FREX」「FREXパル」発売区間拡大

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山陽新幹線の新大阪~新岩国間で発売している「ICOCA FREX定期券」「ICOCA FREXパル定期券」の発売区間を山陽新幹線全線(新大阪~博多間)に拡大します。

(3)在来線IC定期券での「新幹線乗車サービス」利用区間拡大

在来線IC定期券による「新幹線乗車サービス」の利用区間が、山陽新幹線の新大阪~徳山間から新大阪~博多に拡大します。

在来線IC定期券による「新幹線乗車サービス」とは、定期区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線IC定期券を新幹線自動改札機にタッチするだけで、定期区間内の新幹線普通車自由席に乗車できるサービスのこと。特急料金は新幹線降車駅の自動改札機を出るタイミングでチャージ額から引かれます。