阪急電鉄、阪神電鉄、山陽電鉄、能勢電鉄の4社は2022年8月8日、交通系ICカード「ICOCA」で乗車された方を対象とするポイント還元サービスを開始すると発表しました(※阪神電鉄は3月時点で発表済み)。

サービス内容は、同一運賃区間(定期券区間除く)を同じ月に11回以上利用された方へ、利用回数に応じて翌月にポイントを付与するというものです。付与されたポイントはICOCAへチャージすることで、1ポイント1円換算で電車・バスなどの乗車、買い物などに利用できます。

開始日時は阪神電鉄が2022年9月1日、山陽電鉄が2023年3月、阪急電鉄・能勢電鉄が2023年4月1日。ポイント付与率も一部で異なる部分はありますが、4社で連携することで利用しやすい体制を整えます。

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たとえば、本サービスを使う際は、事前に4社いずれかのポイント還元サービス対応券売機でICOCAの利用登録を行う必要がありますが、一度登録してしまえば他社線利用時も各社の規定に応じてポイントが付与されます。また、各社の利用でたまったポイントは、どの会社のポイント還元サービス対応券売機でもまとめてチャージ可能です。

回数券・往復乗車券等は発売終了

本サービスの開始に伴い、4社とも回数券・往復乗車券などの発売を終了します。

発売終了日はそれぞれ、阪神電鉄が2022年9月30日(阪急・阪神の「阪急阪神回数券引き換えサービス」も同日の営業終了をもって両社でサービス終了)山陽電鉄が2023年3月31日、阪急電鉄と能勢電鉄が2023年4月30日です。

ただし、身体障害者・知的障害者用特別割引回数乗車券は全社、通学用割引回数乗車券は山陽電鉄のみ、発売を継続します。

(写真:のりえもん / PIXTA)