新幹線や旅客機で、九州に行かなくても出会えた―――。

関東を中心に店舗展開するヤオコー。その海沿いの店で「TV番組で話題」「九州といえばこれ!」といった文字が踊る「広告の品」に注目が集まった。

俳優 竹内力に「九州が誇る黒い怪物」といわしめた九州最強アイス、竹下製菓ブラックモンブラン。

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長崎線と唐津線が分岐する、佐賀県小城市に本社を構える企業の、傑作。

九州に行って、このブラックモンブランを見つけると、ドライアイスを探してしまう。

ドライアイスで3時間、持ってくれないかと真剣に、考えてしまう。

うちのひとにも1本、いや2本。持って帰ってあげたい。

そう思いながらも、ビビリはあきらめる。

―――そしたら、なんの前触れもなく、ヤオコーの海沿いの店が、やってくれた。

そりゃもう。買い込んだ。8本。冷凍庫が混雑率200%超え。東西線なみ。

九州の人がうらやましい。佐賀出身のプロデューサーに聞いたら、「ミルクックとかグリーンモンブランもうまいよ」って。

やめてくれ。ありつけない傑作を次から次へと並べるのは―――。

<「ブラックモンブランの歴史」公式ページ引用>

竹下小太郎前会長がアルプス山脈の最高峰「モンブラン」を目の前に眺めたときの、「この真っ白い山にチョコレートをかけて食べたらさぞ美味しいだろう」との思いをアイスクリームの名称に取り入れたものが「ブラックモンブラン」です。

当時のアイスといえば、ほとんどが着色料で色付けした水に甘味料などで甘みをつけただけの駄菓子っぽいものだったのですが、バニラアイスにチョコレート、クッキークランチといった洋菓子風の高級感をもった「ブラックモンブラン」に子供たちは惹かれたようです。

誕生から48周年を迎える「ブラックモンブラン」ですが、今では「Specialブラックモンブラン」や「ビターチョコモンブラン」などのラインナップも増え、充実の品揃えとなりました。