1918年の鉄筋コンクリート造です【駅ぶら05】京成千葉線209
※2022年8月撮影
トップ画像は、日本で最初のバー、浅草の神谷バーの創始者神谷傳兵衛さんの旧稲毛別荘(現・千葉市民ギャラリー・いなげ)。
稲毛浅間神社から千葉街道、国道14号線を南東に200mちょっと、北側の急坂を上ります。
※2022年8月撮影
坂の途中で「いなげ八景 神谷別荘秋月」の看板。
※2022年8月撮影
見事な庭園が広がっていました。
※2022年8月撮影
モダンな建物は、ギャラリー本館。
※2022年8月撮影
旧神谷傳兵衛稲毛別荘は、国の登録有形文化財に指定されています。入館無料が嬉しい。
※2022年8月撮影
トップ画像の別カット。大正7年、西暦で言えば1918年に建てられた洋館です。1階ピロティ正面のロマネスク様式に通じる連続アーチが印象的。
※2022年8月撮影
ベランダの扉が開いていて洋間室内が見えました。照明器具がクラッシックで美しい。
※2022年8月撮影
スリッパに履き替えて館内にお邪魔しました。足下に置かれている案内の概略。
この別荘の設計者、施行者などの記録がなく特定できないとのこと。鉄筋コンクリート造りでは千葉市最古。1923年(大正12年)の関東大震災で煉瓦建築の多くが崩落し、一般的な建築構造として充分認められていなかった時期の鉄筋コンクリート建築として建築史的にも大変貴重であること。稲毛海岸は、1888年(明治21年)千葉県で最初の海水浴場が設けられ、砂丘の松林に観光客用の「海気館」が建てられました。海水浴と潮干狩りで人気のリゾート地になります。この別荘は「海気館」と地続きの日当たりの良い傾斜地に建てられています。
※2022年8月撮影
では2階に上がります。
※2022年8月撮影
2階が、また、素晴らしい!
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。