道祖神の小さな祠がありました【駅ぶら05】京成千葉線224
※2022年8月撮影
トップ画像、登渡神社からかつての海岸線、国道14号線千葉街道に下りて東に歩き新千葉駅に向かって坂を上って行くと右に綺麗な神社が見えました。太上神社と書かれています。
何ともキレイな境内です。
※2022年8月撮影
鳥居をくぐると弁財天。
※2022年8月撮影
横の案内に由れば、由来は七福神の一。琵琶を弾く天女の姿。元はインド神話の河川の女神。日本に入って財福の神弁財天となっています。ご利益は、財福、縁結び、芸能。
こちらは寿老人。
※2022年8月撮影
同じく七福神の一。中国、宋の人、星辰信仰の南極星の人格化と言われます。日本には水墨画の画題として移入され中世商人に福徳施与の神として信仰されました。ご利益は、長寿延命、富貴長寿。
さらに奥に大黒様。
※2022年8月撮影
七福神。中世以降、恵比寿とともに福徳の神として信仰されましたが、元はインドの破壊神。密教では三宝を守護する憤怒相の神です。ご利益は、財産、出世開運、勝負事。
七福神の三神が境内にいらっしゃいました。
神社の由緒がありました。
※2022年8月撮影
平安時代の名高い陰陽師安倍晴明の末裔として朝廷に仕えた土御門家、陰陽道の流れをくむ神社。明治維新で陰陽寮が廃され陰陽道も禁止となりました。戦後、土御門家の邸内社を幕張に移築、令和に入ってこの地に移築再興されたと記されています。
駅に向かうとまた小さな神社がありました。
※2022年8月撮影
ちょっと古い小さな鳥居と祠です。
※2022年8月撮影
手水もあります。
※2022年8月撮影
祠の中に道祖神と書かれた木片が安置されていました。文字通り千葉街道から村に入る入口に置かれた道祖神だったのでしょう。
※2022年8月撮影
近隣の方々から大切にされていることが分かる佇まいでした。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。