養老線管理機構が購入する東急7700系15両は、外観デザイン4種類、客室も養老線むけに更新する。

外観デザインは、赤帯、赤歌舞伎、緑帯、緑歌舞伎の4種類。

座席はひょうたん柄シートを製作。一般席は緑、優先席は青に。

3両の中間車にクロスシート

おもな設備更新は、下記の4点。
(1) 各設備を養老線の仕様に合わせるための変更

(2) 先頭車両(両側)に運賃箱、運賃表示板(デジタル表示)を設置

(3) 全編成に車椅子スペースを設置(各編成1両)

(4) 一部の3両編成の車両では、中間車に8席のクロスシートを設置

ステンレス車で維持管理費を削減

今回の東急7700系導入による効果については下記の6点。

(1) ステンレス製のため、腐食がなく塗装費等の維持管理費を削減

(2) 空気ばね台車のため金属ばね台車より乗り心地が向上する

(3) VVVFインバータ制御のためメンテナンス労力の削減、動力費を削減

(4) 回生ブレーキ採用のため動力費の削減ができる

(5) クロスシートや車椅子スペースを設置し、サービス向上

(6) 新たに運賃表示板を設置、利便性向上

導入スケジュール

導入スケジュールは、ことし9~12月に15両を陸送で納入。

平成30年度に改造工事を行う車両(6両)は近畿日本鉄道の塩浜検修車庫(四日市市)に直接輸送

平成31年度に改造工事を行う車両(9両)は西大垣駅に留置。

2019年2月までに、改造工事の実施(3両編成2本)。改造工事終了後は、運転士の研修などを実施。

2019年2~3月に、平成30年度改造6両の運行を開始。 運行開始の記念事業や、廃車車両のお別れイベントなども検討している。