1960年代に登場し、計1,800両以上製造された国鉄キハ58系。その唯一の営業車両であるいすみ鉄道「キハ28-2346号車」がまもなく定期運行を終了します。

いすみ鉄道は同車両を保存及び3Dデータ化するため、クラウドファンディングサービス「うぶごえ」にてその一部費用を調達するプロジェクトを立ち上げました。18日から募集を開始し、集まった資金は車両保管への整備費用や3Dデータ化の費用のみならず、車体塗装などをはじめとした経年劣化対策、レール延伸及び保存施設補助に使用します。

さらに、今回のプロジェクトではレーザースキャンとフォトグラメトリー撮影を行うことで3Dデータとしてメタバース空間上で同車両をよみがえらせ、そのデータをNFT化することで所有者の明確化、希少性、話題性により付加価値を持たせることも検討するといいます。

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目標金額は280万円。リターンには「キハ28(ナイト)撮影会」「キハ28スペース貸し利用」「平日貸切運行」などを用意しました。All-in方式で実施されるということで、支援者は目標金額に達しなくともリターンを受け取れる設定です。

クラウドファンディングの募集時期は2022年11月18日~2023年1月15日。リターンの発送は2023年2月から、静態保存や3Dデータ化は2023年春以降となる見込みです。