JR東日本秋田支社は2022年12月22日、臨時列車として活躍する「クルージングトレイン」が来年3月末で引退すると発表しました。

「リゾートしらかみ」初代青池編成として活躍

五能線では1990年からDE10牽引による「ノスタルジックビュートレイン」の運行が行われていました。1997年の秋田新幹線開業にともない、これに代わる観光列車として、キハ48形を改造した「リゾートしらかみ」が登場します。「リゾートしらかみ」の「橅編成」導入後、本列車には「青池編成」の愛称が付けられました。

2010年にハイブリッド方式のHB-E300系を使用した新「青池編成」(2代目)が導入されたことで、本列車は「リゾートしらかみ」から引退。中間車を抜いた2両編成で、翌年「クルージングトレイン」として再デビューを果たしました。

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クルージングトレインは団体専用列車や「リゾートしらかみ」の代走運転、快速「ぐるっと鳥海号」など、青森県や秋田県を運行する臨時列車として活躍してきましたが、老朽化にともない来春引退となります。

引退に際し、JR東日本秋田支社は最後の「クルージングトレインで行く旅」を楽しめる日帰りツアーを、3月4日・5日・11日・12日・19日・21日・25日・26日・31日に開催予定。詳細は2023年1月頃に発表されるそうです。JR東日本の首都圏などの主要駅では記念ポスターの掲出も予定されています。

(クルージングトレイン 写真:寺澤一憲 / PIXTA)