乗ったときからムーミンの世界。バレーパークのアクセスバス=西武バス=(写真:ムーミン物語)

埼玉県飯能市のテーマパーク「ムーミンバレーパーク」と、最寄りの西武飯能、JR武蔵高萩の両駅を結ぶアクセスバス(路線バス)に2023年3月29日から、ムーミンのキャラクターやパークの森と湖などをデザインしたラッピングバスが登場した。

ムーミンバレーパークをめぐっては、西武鉄道がムーミンのキャラクターをデザインした特別塗装車「Moi! MOOMIN HANNO ラッピングトレイン」を2023年3月5日から運行中で、ムーミンムード満点の鉄道とバスを乗り継いでパークに向かえるようになった。

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〝ムーミンバス〟を走らせるのは西武バス、国際興業、イーグルバスの3社で、ラッピングバスは各社1両(一部は4月デビュー)。車体にはムーミン(ムーミントロール)、ムーミンパパ、ムーミンママ、スナフキン、リトルミーといった登場人物が描かれる。背景の森や草原、湖は、飯能やパークの豊かな自然をイメージしたという。

デザインの元になったメーンビジュアルを手掛けたのは、ムーミンキャラクターズ社のジェームス・ザンブラ役員。ムーミンの作者のトーベ・ヤンソンの姪孫で、バークの運営会社・ムーミン物語とバス3社は地元・飯能の観光を盛り上げようと「HANNO, SAITAMA」のローマ字をあしらった。

運行開始前日の3月28日のお披露目イベントには、ムーミン物語の伊東久美子社長や来賓の新井重治飯能市長が出席。新井市長は、「飯能市内をラッピングバスが走ることで、市民にも地域への愛着を持ってもらえるはず」と期待を述べた。

運行開始のテープカットにはムーミンもゲスト参加(写真:ムーミン物語)

記事:上里夏生

※2023年4月6日11時31分……キャラクター名の表記を一部修正いたしました(鉄道チャンネル編集部)