JR西日本は、10月22日から11月30日まで「秋の京都丹波お出かけきっぷ」を発売します。このきっぷは、山陰本線(嵯峨野線)の京都駅~和知駅間が1日乗り放題となる大変おトクなフリーきっぷ。秋の豊かな自然や歴史ある伝統芸能に触れる特別な旅を、スマートな移動で楽しめます。

1日乗り放題のフリーきっぷ


京都丹波地域をおトクに巡ることができる「秋の京都丹波お出かけきっぷ」。価格は大人1名あたり1,200円(税込)で、JR山陰本線(嵯峨野線)の京都駅~和知駅間が1日間、最終列車まで乗り放題。途中駅での乗り降りも自由になります。発売期間は10月22日~11月30日利用期間は10月23日~11月30日。ただし、特急列車を利用する際には、別途、指定席特急券の購入が必要です。

アプリ会員限定! 購入は「KANSAI MaaS」から

「秋の京都丹波お出かけきっぷ」はデジタル乗車券で、スマートフォンアプリまたはウェブサイトの「KANSAI MaaS」で購入が可能。駅の券売機や窓口での発売はありません。購入には「KANSAI MaaS」の会員登録が必要で、支払いはクレジットカードのみ。利用日の1ヶ月前の10:00から利用日当日まで購入できます(ただし、発売期間内に限ります)。

紅葉と滝を楽しむ「京丹波・和知エリア」のおすすめスポット


「秋の京都丹波お出かけきっぷ」の利用期間は、10月23日~11月30日となっており、紅葉シーズン真っ只中。きっぷの自由周遊区間である和知エリアには、魅力的な観光スポットが点在しています。

「玉雲寺」:11月上旬~12月上旬にかけて紅葉が見頃となる曹洞宗の禅寺です。観光客で賑わう京都市内とは違い、静かで落ち着いた雰囲気で鑑賞できる穴場スポットです。
アクセス:JR嵯峨野線「園部」駅東口から中京交通バス園福線「琴滝道」下車 徒歩約10分

「琴滝」:高さ約43mの一枚岩を水が流れ落ちる様子が13弦の琴糸を思わせることから名付けられました。周辺には遊歩道が整備されており、紅葉の景色を楽しみながら散策できます。
アクセス:JR嵯峨野線「園部」駅東口から中京交通バス園福線「琴滝道」下車 徒歩約30分

「わち山野草の森」:約3.3ヘクタールの広大な敷地で、「秋冷の山野草展」(10月23日(木)~10月26日(日))や「晩秋の山野草展」(11月15日(土)~11月24日(月))などが開催されます。
アクセス:JR山陰本線「和知」駅から京丹波町営バス才原大簾線(W63)で「須川橋」下車 徒歩約10分

幻の伝統芸能も!丹波地域の祭りやコンサート情報


京丹波・南丹・亀岡の各エリアでは、きっぷの利用期間中に様々なイベントが開催されます。

和知人形浄瑠璃、小畑万歳、和知太鼓:道の駅「和(なごみ)」内にある「伝統芸能常設館」で、和知に伝わる貴重な伝統芸能が上演されます。和知人形浄瑠璃は、通常3人で操る人形をたった1人で操る「一人遣い」が特徴。江戸時代から正月を祝うために各戸を回り披露されていた小畑万歳や、京丹波町指定文化財の和知太鼓も注目です。
和知人形浄瑠璃・小畑万歳:2025年10月25日(土) 13:30~15:00
和知太鼓:2025年11月22日(土) 13:30~15:00
アクセス::JR山陰本線「和知」駅から徒歩約18 分(「わち山野草の森」から徒歩約5分)


亀岡祭旧亀山城城下町一帯で、10月24日の宵宮、25日の本祭を中心に開催。豪華絢爛に飾られた11基の山鉾が城下町を巡行します。
アクセス:JR山陰本線「亀岡」駅から徒歩約20分

かやぶきコンサート:国の登録有形文化財「かやぶき音楽堂」(迦陵頻窟)で、オーストリアからのヴァイオリニストを迎えたデュオコンサートが開催されます 。
日時:2025年10月26日(日) 全2回公演(11時開演/15時開演)
アクセス:JR 山陰本線「胡麻」駅から徒歩約15分

京都丹波エリアをおトクに旅できる「秋の京都丹波お出かけきっぷ」があれば、秋の紅葉や伝統芸能に触れる旅が楽しみやすくなります。この機会に、京都丹波の知られざる魅力を発見しにでかけてみてはいかがでしょうか。

(TOP画像:Pixta、その他画像:JR西日本)
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