キハ40系を改造したJR西日本の観光列車「あめつち」(写真:JR西日本)

2018年の山陰デスティネーションキャンペーン(山陰DC)にあわせて運行を開始した、JR西日本の観光列車「あめつち」――

キハ40系を改造した2両1編成の観光列車は「ネイティブ・ジャパニーズ」をコンセプトにデザインされ、その名は「古事記」の書き出し「天地の初発のとき」に由来します。

山陰地方は豊かな自然はもちろんのこと、神社、お酒、歌舞伎、相撲など日本文化の様々なルーツがあるとされており、多くの神話が誕生した土地でもあります。

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そんなネイティブな日本を五感で楽しむべく、車両の外観や内装の美、美味しいお食事やお酒などで観光客を惹きつける列車として登場し、今年でついに5周年。

普段は鳥取~出雲市間を運行する「あめつち」がついに鳥取以東に進出!7月中旬から下旬にかけて、5日間限定で鳥取~城崎温泉間を走ります。

「あめつち」の城崎温泉行 乗車するには?

さて、初めて鳥取~城崎温泉間を運行することになった「あめつち」ですが、この5日間の特別運行については「みどりの窓口」等でのきっぷの一般発売はありません。

上りコース(鳥取→城崎温泉)、下りコース(城崎温泉→鳥取)いずれも周辺観光と組み合わせたツアー商品の中に組み込まれており、上り初運行は日本旅行、下り初運行は読売旅行から発売されています。(以降の4日分はクラブツーリズムと日本旅行から発売)

初日運行はまだ申込が可能なようで、それぞれ日本旅行、読売旅行のホームページで受け付けています。こうした初運行に乗れるチャンスはなかなかないものですので、都合がつけば乗車してみたいところですね。

◆初運行 上り「鳥取→城崎温泉」

・7月14日(金)出発
・詳細情報は「日本旅行 鉄道の旅」ホームページに掲載
・「観光列車あめつち 山陰本線(鳥取~城崎温泉)初運行に乗車!」のデジタルパンフレットから予約ページに遷移して申込
・特別弁当、記念乗車証(2種類)を用意
・行きと帰りの列車は「キハ189系特急はまかぜ」「HOT7000系スーパーはくと」から選べます

◆初運行 下り「城崎温泉→鳥取」

・7月15日(土)出発
・詳細情報は読売旅行のホームページに掲載
・智頭急行と若桜鉄道の三セク鉄道ローカル列車も満喫。2つの会社の鉄印付きで、希望者には別料金で「鉄印帳」を用意