銚電の車両が並ぶ仲ノ町車庫(2021年11月撮影)

千葉県の銚子電気鉄道(銚電)は2024年2月をめどに、新車両(中古車両)を導入する。開業100周年を記念して2023年7月9日に犬吠駅前広場で開かれた「銚電まつり」で、竹本勝紀社長が明らかにした。

新しく銚電入りするのは2両1編成で、車種などの詳細は今後明らかにする。

銚電の現有車両(保存車両などを除く)は、いずれも元京王電鉄(京王帝都電鉄)から四国の伊予鉄道を経て譲渡を受けた3000形(3001+3501)、2000形(2001+2501、2002+2502)の計3編成6両。2000形(元京王2010系)は製造開始が1959年、3000形(元京王5000系)は同じく1963年で、いずれも経年約60年と、さすがに老朽化が目立っている。

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2022年1月には車両故障が相次ぎ、運行できる1編成が、全線を折り返し運転する緊急事態も発生した。

銚電は、「銚電ファン、鉄道ファンの皆さまは、期待しながら続報をお待ちいただければ」と話している。

記事:上里夏生

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