「JRローカル線で巡るデジタルスタンプラリーin兵庫・岡山・鳥取」のキービジュアル(画像:WESTER ポータルサイト)

猛暑がやや落ち着きそうなこれからが、夏休みの鉄道旅行の本番。兵庫、岡山、鳥取の3県は2023年8月1日~9月11日の約40日間、「JRローカル線で巡るデジタルスタンプラリーin兵庫・岡山・鳥取」を共同展開している。JRグループ旅客6社と兵庫県、同県内の観光事業者が共同で、夏の兵庫に誘客する「兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)」にあわせた、鉄道の利用促進作戦。

JR西日本の旅行子会社で、鉄道ツアーを得意分野とする日本旅行が考案し、事務局も務める。JRローカル線の情報発信を通じて、ラリー参加者と地域との交流促進、参加者による地域の魅力発見、さらには周遊データの収集・活用などで、今後の魅力ある旅行商品企画につなげる。管内に数多くのローカル線を抱えるJR西日本は、協賛企業としてラリーに参画する。

ラリーへの参加には、JR西日本の公式移動生活ナビアプリ「WESTER」のダウンロードが必要。3県のローカル線を、①山陰線、②加古川線、③播但線、④姫新線、⑤因美線――の5エリアに区分し、それぞれの「駅」と「観光スポット」を1カ所ずつめぐって、デジタルスタンプを獲得する。

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兵庫県内のスポットを、2025年開催の「大阪・関西万博」のパビリオンに見立てるなど、遊び心も十分だ。所定のスタンプ押印(獲得)者には、抽選で城崎温泉宿宿泊券など「地元選りすぐりのゆかりの品」をプレゼントする。

さらに、連動イベントとして、PHOTOキャンペーンを2023年9月25日まで実施。〝写真で地域の魅力をプロモーション〟をコンセプトに写真を募集し、入選者には鉄道をモチーフにした文房具セットを進呈する。

記事:上里夏生