※2023年8月撮影

トップ画像は「分倍河原駅」から徒歩10分少々の高安寺。既に引用した「当山略縁起」の下に「弁慶硯の井戸」の案内があります。

墓地に出て、右に曲がります。

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※2023年8月撮影

100mほど墓地を西に歩きます。

※2023年8月撮影

「秀郷稲荷」です。

※2023年8月撮影

「高安寺のあらまし」には「高安寺境内の歴史は古く、ほぼ一千年前の平安時代中期にさかのぼる。寺伝は、東国の豪族で武将・藤原秀郷(ひでさと)公が、武蔵国国守となって府中の現在地に館を建てて赴いたのがその始まりで、のちに任務を終えて帰郷した秀郷公の館跡が寺になったという。鎮守として「秀郷稲荷」の小祠が建てられ、祀られているのがその証である。」と書かれています。

木陰に入って「秀郷稲荷」の小祠全体を写しました。

※2023年8月撮影

この様な「古蹟 弁慶硯の井戸」という石碑があります。その右奥を下りて行きます。

※2023年8月撮影

こんな夏草の繁茂する坂を下ります。足下は連日の天候不安定、驟雨で泥濘んで滑りやすくなっています。

※2023年8月撮影

実は、ここに来るのは2度目。熱中症予防で歩いて撮影する日は、日傘をさして「短パン・Tシャツ・島草履(ビーチサンダル)」という軽装です。しかし、この草深い坂を下りるには、全く不向きです。改めてジーンズにスニーカーを履いて撮影に来ました。

※2023年8月撮影

ようやく四阿が見えました。

※2023年8月撮影

その右側の竹で蓋をされているのが井戸の様です。

※2023年8月撮影

奥に石碑があります。

※2023年8月撮影

「辨慶 硯の水井」と刻まれています。

※2023年8月撮影

急いで戻ります。

※2023年8月撮影

・・・というのは、ヤブ蚊が凄まじく、予め「虫除けスプレー」などをかけてこなかった筆者は、腕、首筋、顔などさされまくって散々だったのです。

もう少し散歩を続けます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)