マップに無い庚申塔・馬頭観音を発見【駅ぶら】06京王電鉄 京王線188
※2023年9月撮影
トップ画像は「平山城址公園駅」駅前ロータリーから駅を見ています。
ロータリーの南側に「日野市指定史跡 平山季重(すえしげ)居館跡」の石碑があります。どちらの石碑もちょっと文字は読みにくいです。
※2023年9月撮影
右の日野市教育委員会の案内板には以下の様に書かれています。
「平山季重遺跡の碑が建てられている周辺は、もと曹洞宗由木永林寺末・大福寺のあったところで、古く平山季重の館跡であったと伝えられている。文化2年(1805年)、大福寺を訪れた平山正名(下総国香取郡鏑木村・季重の子孫と称する)は寺内の季重の墓に詣で、その荒廃を嘆いて修復を発願した。その意思は子の正義に受け継がれ、遺跡の碑は正義によって建てられた。碑文の筆者は幕末の剣客として有名な男谷精一郎信友である。季重居館跡の碑は、大正14年(1925年)に七生青年団平山支部によって建てられた。
昭和36年(1961年)10月1日指定」
ロータリー、石碑の横に日野市の観光案内図がありました。アップにしています。
「平山城址公園」を目的地にするつもりでしたが、前駅「南平駅」で訪れた「南平丘陵公園」と繋がっている同じ多摩丘陵なので、風景はそれ程違わないだろうと思い、平山季重に関係すると思われる「季重神社」(黄色いアンダーライン)に行くコトにしました。▲は標識、■は観光案内図がある様です。
※2023年9月撮影
駅前ロータリーから「北野街道/都道173号線」に向かいます。
※2023年9月撮影
「平山城址公園駅」交差点で「北野街道」を渡ります。
※2023年9月撮影
1つ目の標識です。(上の写真の左側にも写っています)
※2023年9月撮影
南西の方に進んでいくと、案内図がありました。
※2023年9月撮影
この標識には悩みました。
※2023年9月撮影
左の細い獸道を登って行くのかと思いました。結果的におそらくそれが正しかったと思われます。でも虫除けスプレーは持参していますがとんでもない草藪の中を歩く気がしなかったので右のアスファルトの道を進みました。
※2023年9月撮影
ラッキーなコトに路傍にお地蔵さんの覆屋と庚申塔などがならんでいるところを通りました。マップにはでていませんでした。
※2023年9月撮影
左は青面金剛像が刻まれた庚申塔です。下部の三猿も分かります。右の3つは馬頭観音です。右端は欠けていますが「頭観音」が判読出来ます。
※2023年9月撮影
マップにも載っていない庚申塔、馬頭観音を見つけて嬉しくなりました。前進します。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)