※2023年9月撮影

トップ画像は「北野駅」北口駅前ロータリーを見下ろしています。

エスカレーターで地上に下ります。

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※2023年9月撮影

高架下は商業施設がならんでいます。北口に向かいます。

※2023年9月撮影

北口駅前ロータリー。駅前には商業ビル、商店がいっぱい。

※2023年9月撮影

ロータリーの西側に「田植えの像」があります。

※2023年9月撮影

像の横にある八王子市の案内板の記載は以下です。

「浅川と湯殿川に囲まれたここ北野を中心とした一帯は、先代の人々によって開拓の鍬が入り、稔り豊かな水田や畑として永い間培われ、多くの人々がそのめぐみを受け生活を築いてきた。しかし近年の高度な経済成長によってもたらされた人口の流入は、この農地までを市街化の中にのみ込み、非常に土地利用のしにくい、住環境の悪い市街地を形成してきた。こうした状況のもとに市は、住み良い生活環境をつくることを目的とした土地区画整理事業による街づくりを計画し、地域の権利者の方々と充分な協議を進め昭和41年事業に着手し、以来15年の永い歳月と70億円の資金が投入され、権利者の方々の御理解と御協力によって完成した。ここに本事業の完成が招来のよき発展の礎となるよう祈念し、この成果を末永く伝えるため、往時の人々をしのぶ田植えの像を建立する。

昭和56年5月29日   八王子市」

この後、筆者は駅の周辺を歩き回りますが、確かに整然とした街区が広がっていました。

北野高架駅。

※2023年9月撮影

駅前ロータリーを北に歩いて「北野駅前」交差点を左に曲がります。

※2023年9月撮影

目的地の「北野天満社」に向かう路傍に細長い緑地があって、そこに小さな石の祠がありました。紙垂(しで)が飾られ、どなたかが管理されている様です。祭神など詳細は不明です。

※2023年9月撮影

祠の背後に石仏らしき石が3基ならんでいました。何も読み取れません。道を隔てた左側に「北野天満社」の玉垣が見えています。

※2023年9月撮影

反対側から、左端は上部が欠けている様ですが観音像らしきものが分かります。中央のものも上部欠損、でもボンヤリと像二体が刻まれている様に見えます。双体道祖神でしょうか。右端は剥落が酷いので分かりませんが台座に「村内安全」と右から刻まれています。これも道祖神かもしれません。

※2023年9月撮影

次回は北野という地名の元になったと言われる「北野天満社」を参拝します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)