※2025年10月撮影

トップ画像は、南流山駅から徒歩13〜4分の東福寺の参道、庚申塔が96基並んでいます。

お寺が用意された説明パネルがありました。

※2025年10月撮影

記載内容は以下です。

「庚申信仰と庚申塔

古代中国の道教によれば、人間の体内には三尸(さんし)という悪い虫がいて、庚申の日の夜、人が眠りにつくと天に昇り、その悪事を天帝に告げ、天帝はその罪の軽重に応じて人の寿命を決めるとされました。そこで長命を願う人々は、この日は徹夜して身を慎みました。

この風潮が日本に伝わり、奈良・平安期にまず貴族たちに信仰されました。その後室町期になると、庶民も庚申のお籠り(庚申待ち)をするようになり、伝尸病(結核など)平癒に霊験があるとされた青面金剛などが、三尸の虫を抑える本尊として拝まれるようになりました。

庚申信仰の広がりとともに、それにちなむ板碑、青面金剛の石像や庚申の文字を刻んだ石碑など、さまざまな庚申塔が盛んに建てられました。当山にも天正五年(1577年)建立の山王二十一仏板碑のほか、江戸時代に建立された数多くの庚申塔が残されています。

平成二十七年五月                         当山主」

陽光が射していない方が庚申塔がよく見える様です。

※2025年10月撮影

では階段を上って山門、仁王門に向かいます。

※2025年10月撮影

上る前に望遠レンズで扁額を撮影。お寺は「守竜山証明院東福寺」です。

※2025年10月撮影

これは階段の最後の辺りで仁王門を仰ぎ見ています。仁王門は安永4年(1775年)の造立。

※2025年10月撮影

階段を登り切って下を見ています。参道横の集合住宅と比べても4階くらいの高さです。

※2025年10月撮影

門をくぐって境内に入ります。

※2025年10月撮影

門の中にはお寺を守る金剛力士像、右側の阿形。

※2025年10月撮影

左の吽形。

※2025年10月撮影

壮麗な仁王門を西側から。この角度もとても美しいと感じました。

※2025年10月撮影

門の東側に「守竜山証明院東福寺の指定文化財」のパネルがあります。既に見た門の金剛力士像は流山市指定有形文化財第11号。像高は、2メートル70センチ、市内では最大。仁王像とも言われます。

※2025年10月撮影

門を境内から。

※2025年10月撮影

次回も、守竜山証明院東福寺を拝見します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道株式会社)の許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024

るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日

つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日

つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日

つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他

流山市の庚申塔については 流山市立博物館調査研究報告書『流山庚申塔探訪』流山市教育委員会発行を参照しています

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