つくばエクスプレス【駅ぶら】042 南流山駅 その3 東福寺 庚申塔他

※2025年10月撮影
トップ画像は、南流山駅から徒歩13〜4分の東福寺の参道、庚申塔が96基並んでいます。
お寺が用意された説明パネルがありました。
※2025年10月撮影
記載内容は以下です。
「庚申信仰と庚申塔
古代中国の道教によれば、人間の体内には三尸(さんし)という悪い虫がいて、庚申の日の夜、人が眠りにつくと天に昇り、その悪事を天帝に告げ、天帝はその罪の軽重に応じて人の寿命を決めるとされました。そこで長命を願う人々は、この日は徹夜して身を慎みました。
この風潮が日本に伝わり、奈良・平安期にまず貴族たちに信仰されました。その後室町期になると、庶民も庚申のお籠り(庚申待ち)をするようになり、伝尸病(結核など)平癒に霊験があるとされた青面金剛などが、三尸の虫を抑える本尊として拝まれるようになりました。
庚申信仰の広がりとともに、それにちなむ板碑、青面金剛の石像や庚申の文字を刻んだ石碑など、さまざまな庚申塔が盛んに建てられました。当山にも天正五年(1577年)建立の山王二十一仏板碑のほか、江戸時代に建立された数多くの庚申塔が残されています。
平成二十七年五月 当山主」
陽光が射していない方が庚申塔がよく見える様です。
※2025年10月撮影
では階段を上って山門、仁王門に向かいます。
※2025年10月撮影
上る前に望遠レンズで扁額を撮影。お寺は「守竜山証明院東福寺」です。
※2025年10月撮影
これは階段の最後の辺りで仁王門を仰ぎ見ています。仁王門は安永4年(1775年)の造立。
※2025年10月撮影
階段を登り切って下を見ています。参道横の集合住宅と比べても4階くらいの高さです。
※2025年10月撮影
門をくぐって境内に入ります。
※2025年10月撮影
門の中にはお寺を守る金剛力士像、右側の阿形。
※2025年10月撮影
左の吽形。
※2025年10月撮影
壮麗な仁王門を西側から。この角度もとても美しいと感じました。
※2025年10月撮影
門の東側に「守竜山証明院東福寺の指定文化財」のパネルがあります。既に見た門の金剛力士像は流山市指定有形文化財第11号。像高は、2メートル70センチ、市内では最大。仁王像とも言われます。
※2025年10月撮影
門を境内から。
※2025年10月撮影
次回も、守竜山証明院東福寺を拝見します。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道株式会社)の許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024
るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日
つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日
つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日
つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他
流山市の庚申塔については 流山市立博物館調査研究報告書『流山庚申塔探訪』流山市教育委員会発行を参照しています
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