「JR中央線・家賃相場が安い駅ランキング」イオンモールが来春開業&日本遺産認定の”あの市”の駅が上位を独占!駅による差も明らかに

JR中央線は、新宿・東京といった都心へのアクセスが良く、常に「住みたい沿線」の上位にランクインする人気エリアです。2025年3月の中央線快速・青梅線へのグリーン車導入により、西側エリアの居住価値はさらに高まっています。今回、SUUMOジャーナル(リクルート)が発表した、JR中央線の「シングル向け賃貸物件の家賃相場が安い駅ランキング2025」では、対象となった東京都内全32駅で、家賃相場に大きな幅があることが明らかに。そんな中、東京都内で唯一「日本遺産」に認定された歴史文化と、2026年春開業予定のイオンモールで注目を集める八王子市にある駅がワンツーフィニッシュ。ランキング上位駅の住みやすさや、鉄道利便性のポイントを徹底解説します。
【参考】
中央線グリーン車いよいよサービス開始、特急「はちおうじ」「おうめ」は運転取りやめ 2025年春ダイヤ改正
https://tetsudo-ch.com/12991630.html
八王子市の駅がワンツーフィニッシュ! 1位は家賃5万円台!
JR中央線「シングル向け賃貸物件の家賃相場が安い駅ランキング2025」で1位に輝いたのは、中央線の都内最西端に位置する「高尾駅」(5.8万円)、2位が「西八王子駅」(6.0万円)と、八王子市の駅が上位の結果に。まずは上位をご紹介します。
1位:高尾駅(5.8万円)

都内最西端の駅ながら、中央特快や通勤特快の停車駅で始発列車が多く、2025年3月から本格導入されたグリーン車を利用すれば、都心までの通勤・通学も快適です。京王高尾線も乗り入れているため、京王線直通の特急列車で府中駅や調布駅、明大前駅にもアクセスしやすい環境です。駅周辺は商店が充実しており、ショッピングセンターもあり、生活環境が整っています。
2位:西八王子駅(6.0万円)

高尾駅と八王子駅の間にある駅です。両隣の駅に比べてやや印象が薄い人もいるかもしれませんが、八王子市役所の最寄り駅で、八王子市中央図書館も近く。駅北口直結の「CELEO西八王子」も便利です。さまざまな大学キャンパスの最寄り駅のため学生の利用が多く、気軽に入りやすい飲食店も充実しています。
同率3位:日野駅(6.7万円)

土方歳三と近藤勇が出会ったと言われ、新選組ゆかりの地として歴史好きな人の認知度が高い「日野駅」。駅周辺はかつて甲州街道の宿場町として栄えたエリアで、甲州街道・旧甲州街道沿いを中心に現在も賑わいを見せています。「新選組のふるさと歴史館」など見どころの多さと落ち着いた住環境を両立しています。
同率3位:西国分寺駅(6.7万円)

日野駅から3駅目の「西国分寺駅」はJR武蔵野線への乗り換え駅で、浦和駅や川口駅といった南北への移動にも優れた穴場的存在。駅には「nonowa 西国分寺」が併設されているほか、南口にはショッピングセンター「西国分寺レガ」もあり、買い物環境が充実しています。国分寺市役所や多摩図書館、広大な武蔵国分寺公園も近くです。
今注目!? 八王子市ってこんな街
東京で唯一の日本遺産がある街

2020年に「霊気満山 高尾山~人々の祈りが紡ぐ桑都物語」が東京都で初めて日本遺産に認定されました。八王子市には、養蚕・織物で栄えた八王子の歴史や高尾山信仰、八王子城跡など30の構成文化財が点在しています。
なかでも「高尾山」は世界一登山客が多い山と言われるほど人気に。京王線「高尾山口駅」の駅舎は隈研吾氏の設計で全面改修。駅直結の温泉施設「極楽湯」や自然史博物館「高尾599ミュージアム」も開設され、一大観光スポットとなっています。
甲州街道沿いのいちょう並木は必見!

JR高尾駅と西八王子駅の中間あたり、甲州街道沿いには、約4キロメートルにわたるいちょう並木があります。日本三大並木のひとつに数えられ、秋の紅葉シーズンには「八王子いちょう祭り」を開催。多くの人でにぎわいます。
「(仮称)イオンモール八王子インターチェンジ北」2026年春開業予定

現在、中央道八王子ICの北側で工事が進められている「(仮称)イオンモール八王子インターチェンジ北」。A街区の商業棟とB街区の複合総合施設は2026年春に開業予定で、シネマコンプレックスやライフスタイル提案型店舗、飲食店などが導入されるとのこと。八王子市民待望のスポットです。自動車でのアクセスが良いのはもちろん、八王子駅から施設までの路線バスも運行予定。八王子ICから近い、東京唯一の道の駅「道の駅 八王子滝山」にも行きやすくなりそうです。
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