ホテル高騰の救世主?「WILLER EXPRESS」豪華バスが凄すぎる! ほぼ個室 気分の夜行バスで「ぐっすり快適に移動」がトレンドに

皆さんは、夜行バスにどんなイメージがありますか?「交通費を節約できる」「寝ている間に移動できる」反面、「長時間乗車するのは少しシンドイ」「なかなか眠れない」といった懸念点がある人が多いのではないでしょうか。
そうしたなか、全国各地で高速バスを運行する「WILLER EXPRESS」が開発した、快適性が高い独自の座席シートを採用した高速バスが人気を集めているとのこと。この記事では、近年夜行バスが注目されている背景と、常に100%に近い乗車率を誇るというWILLER EXPRESSのふたつの車両「ReBorn(リボーン)」と「DOME(ドーム)」の特徴を紹介します。
夜行バス注目の背景に「宿泊費高騰」と「空室不足」

WILLER EXPRESSが会員を対象として2025年6月に実施したアンケートによると「直近2年で宿泊料金が高くなったと感じるか」という問いに「非常に感じる」が70.2%、「やや感じる」が23.4%と、9割を超える人が宿泊料金の高騰を実感している結果に。また、45%の人が「目的地周辺で宿泊施設が満室で予約できなかった経験がある」と回答。ホテルの宿泊費の高騰と空室不足が大きな問題となっています。
その結果、68.5%の人が「宿泊料金の高さを理由に夜行バスを利用したことがある」と回答。旅行や出張はもちろん、ライブ・イベントを目的とした「推し活」のために移動をする際など「ホテルで前泊」から「高速バスで寝ながら移動」へ、切り替えている人が多いようです。
快適性の高い上級クラスの夜行バスがトレンド!

夜行バスと言えば、学生をはじめとする若年層が交通費を節約するために利用する公共交通機関と認識している人は多いでしょう。電車など他の公共交通機関と比べて圧倒的に安い「価格」を売りにしている高速バスが多く「夜行バス=安いけれどもキツイ」という印象があります。そうしたなか、WILLER EXPRESSでは快適に移動ができる上級クラスの高速バスが人気を集めているとのこと。なかでも、プライバシーを意識した作りで、隣や後ろの人を気にせず利用しやすい「ReBorn(リボーン)」や「DOME(ドーム)」の乗車率は非常に高く、常に満席に近い状態だと言います。
「ホテルに宿泊する代わりに乗りたい」上級クラスの高速バスは、一般的な高速バスと何が違うのでしょうか。
質の高い「サービス」「安全」を提供
高速バスで過ごす時間を快適にするため、WILLER EXPRESSでは独自に快適な座席シートを開発するだけでなく、高いレベルの「サービス」「安全」を提供しています。
運転技術だけでなくサービスも磨いた「ハイウェイパイロット」が対応

WILLER EXPRESSでは2024年4月から、乗務員の呼び名を「ハイウェイパイロット」に変更。同年5月には教育研究施設「WILLER LABO」を開校し、運転技術だけでなく接客・接遇を学べる環境が整いました。乗務員の名称を変えることで内外の意識改革をするとともに、ホテル業界や飲食業界、航空業界など、ホスピタリティの高い業界から人員を積極的に採用しています。
また「整備・点検」「接客・接遇」「運転技術」の3部門でハイウェイパイロットの技術を披露して競う「WILLER EXPRESSトップガンコンテスト」の開催も個々の意識向上に一役買っているとのこと。こうした背景により、乗車時は運転技術もホスピタリティも高いハイウェイパイロットが対応してくれます。
バスの事故を防ぐ、安全・安心のための取り組み

WILLER EXPRESSでは、独自開発した業務管理システム「Roots」を導入しています。運輸業では一般的に、乗務員が出発してしまうと、営業所では「現場の状況が分からない」ことが当たり前でした。しかし、「Roots」を導入することで従業員・車両の管理台帳としての機能に加え、事故・故障、教育・指導、健康情報などの情報を一元管理。安全管理の透明化と効率化を実現しているとのこと。クラウドサービスであらゆることがリアルタイムに分かるため、運転手の疲労や体調不良や車両の整備不良といった情報をいち早くキャッチ・対応。事故を未然に防ぎ、安全・安心の環境を実現しています。
フルフラットのように快適!?「ReBorn(リボーン)」

ここからは、WILLER EXPRESSの人気車両を見ていきましょう。まずは同社の最高級シートといえる「ReBorn」。通常は1車両あたり37~45席のところを18席に抑え、ゆとりある空間に。眠るための環境に特化した設計になっており、後部座席を気にせず最大約155度までリクライニングが可能です。

筆者も実際に試乗してみましたが、リクライニング後にレッグレスト・フットレストを使用すればフルフラットに限りなく近い寝心地で「横になって足を伸ばして眠れる」シートでした。

また、独自のシェル構造シートにより、プライベート感も十分。眠りやすい明るさに調光できる機能や、車内で発生する音を軽減する機能も備わっていて、快適な高速バスの旅を実現できます。
シェル型シート+フードで個室感「DOME(ドーム)」

後部座席を気にせずリクライニングできるシェル型シートに「カノピー(フード)」を設置。個室感が得られるように設計されている「DOME」も人気の車両です。

「無防備な寝顔を他人に見せたくない」「乗車中のノイズが気になる」という人も、カノピーがあれば視線も音も気になりにくく、個室で過ごすようなプライベート感を保てます。

カノピーの機能は、寝顔を隠せるだけではありません。内側にはスマホホルダーが設置されており、照明を落とした夜間でも周囲を気にせずスマートフォンを利用できます。
まるで国際線のビジネスクラスのような、プライベート感の高い座席シートが魅力の「ReBorn」と「DOME」。関東~関西間の移動時などに利用することができます。移動先で朝からフル稼働したい人は、WILLER EXPRESSの高速バスで快適な移動を検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成しています。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
文・ロゴ入りの写真:斎藤若菜 その他画像提供:WILLER EXPRESS
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