東京都内の紅葉名所 10選! 駅近の庭園、絶景並木道、渓谷、関東三大不動尊などのライトアップ・見頃・アクセス情報まとめ【2025年版】

2025年の秋が深まり、いよいよ紅葉シーズンが到来します。遠出をしなくても、東京都内には、都心の歴史ある庭園から渓谷の雄大な景色まで、多彩な紅葉スポットが広がっています。この記事では、数ある都内の名所の中から「駅からのアクセスが良い」「ライトアップが幻想的」「歴史や自然を感じられる」など、特におすすめしたい10ヶ所の紅葉名所をご紹介。定番の庭園から、黄金色に輝く並木道、都心で唯一の渓谷まで、見どころや見頃の予想、ライトアップ情報、最寄駅からのアクセス情報とともにまとめました。この記事を参考に、週末のお出かけ計画を立ててみてはいかがでしょうか。
東京都23区内で紅葉歴史を楽しめるスポット8選
六義園/東京都文京区

300年の歴史を持ち、国の特別名勝に指定されている回遊式築山泉水庭園。イロハモミジやイチョウ、ドウダンツツジなど約560本の木々が紅葉します。特に水面に映る紅葉は幻想的。11月末頃からは期間限定で18:00~20:30の夜間ライトアップを実施。庭園のライトアップや土蔵壁面へのプロジェクション投影、フォトジェニックな撮影スポットも設置されます。
例年の見頃:11月下旬~12月中旬
ライトアップ:「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」11月28日(金)~12月9日(火)
アクセス:JR山手線・地下鉄南北線駒込駅より徒歩約7分
※「庭紅葉の六義園」夜間特別観賞期間は17時に一度閉園し、18時30分から夜間特別観賞のため再開園します。
明治神宮外苑/東京都港区

青山通り口(国道246号)から外苑中央広場円周道路まで約300メートルにわたり、146本のイチョウが9メートル間隔で植えられています。遠近法を用いて樹高順に植樹することで美しい景観に。黄金色に輝くイチョウ並木は圧巻。都心の秋を象徴する風景のひとつです。11月下旬には16:30~19:30にライトアップも行われます。
例年の見頃:11月下旬~12月上旬
ライトアップ:11月22日(土)~11月30日(月)
アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線青山一丁目駅より徒歩約6分
新宿御苑/東京都新宿区

約18万坪の広大な敷地に日本庭園のカエデ・フランス式整形庭園のプラタナス並木・イギリス風景式庭園のユリノキなど、さまざまなエリアで紅葉を楽しむことができます。新宿門近くのアーチ状になったカエデや、毎年最後に紅葉するモミジ山エリアのカエデも必見です。
例年の見頃:11月下旬~12月中旬
ライトアップ:なし
アクセス:JR・京王・小田急線新宿駅より徒歩約10分
旧芝離宮恩賜庭園/東京都港区

国の名勝に指定されている、江戸初期の大名庭園のひとつ。海水を引き入れた池を中心とする池泉回遊式庭園で、都心にありながら静かに紅葉を楽しめます。松の緑とモミジの紅葉のコントラストが美しく、大きな池の水に映し出される紅葉も堪能できるスポットです。
例年の見頃:11月下旬~12月上旬
ライトアップ:なし
アクセス:JR山手線・京浜東北線・東京モノレール浜松町駅より徒歩約1分
有栖川宮記念公園/東京都港区

明治時代には有栖川宮家の御用地だった場所で、麻布台地の起伏に富んだ地形を活かして造られた公園です。丘の斜面を活かして造られた回遊式庭園は、当時とほぼ変わりない景色。紅葉シーズンには、大きな池を囲むようにモミジやイチョウの木々が色づき、絵画のような美しさとなります。
例年の見頃:12月上旬
ライトアップ:なし
アクセス:東京メトロ日比谷線広尾駅より徒歩約3分
北の丸公園/東京都千代田区

旧江戸城の北の丸跡に造られた自然豊かな公園。日本武道館があることでも知られており、なかでも約140本のモミジが植樹された「モミジ林」は紅葉の名所として有名。ヤマモミジを中心に、イロハモミジやオオモミジなどが植えられ、美しい表情を見せてくれます。
例年の見頃:11月下旬~12月上旬
ライトアップ:なし
アクセス:東京メトロ竹橋駅より徒歩約5分
上野恩賜公園/東京都台東区

2023年に開園150周年を迎えた、日本を代表する歴史ある公園です。桜の名所として有名ですが、サクラやユリノキ、ハゼノキ、モミジ、イチョウなどの紅葉を楽しめるスポットでもあります。東京国立博物館へ続くイチョウ並木や、西郷隆盛像の背後に広がるイチョウ、清水観音堂周辺のモミジも見どころ。博物館や美術館と合わせて散策できます。
例年の見頃:11月下旬~12月上旬
ライトアップ:なし
アクセス:JR・東京メトロ上野駅より徒歩約2分、大江戸線上野御徒町より徒歩約5分、京成線京成上野駅より徒歩約1分
等々力不動尊/東京都世田谷区

東京23区唯一の渓谷として知られる「等々力渓谷」。都心から気軽に訪れることができ、自然豊かな渓谷の紅葉を堪能できます。そんな等々力渓谷を擁する霊場「等々力不動尊」は日本の伝統美と自然の造形美が調和する絶好のスポット。朱色の灯籠と参道のイチョウのコントラストや、境内から見下ろす真っ赤なモミジは絶景です。
※等々力渓谷は2025年10月1日時点の情報で、倒木により遊歩道が通行止めとなっています。日本庭園から等々力不動尊に通じる階段通路は通行可能です。
例年の見頃:11月下旬~12月中旬
ライトアップ:なし
アクセス:東急大井町線等々力駅より徒歩約3分
東京郊外で紅葉を楽しめる絶景スポット
国営昭和記念公園/東京都立川市

10月30日(木)から11月30日(日)まで「黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩2025」を開催。水面に映るイチョウが美しい「カナールイチョウ並木」と300メートル続く黄金のトンネル「かたらいのイチョウ並木」、2つのイチョウ並木や、池泉回遊式の「日本庭園」はいずれも夜のライトアップも行われ、水面に鮮やかに浮かび上がる紅葉を満喫できます。コナラやモミジが赤く色づく「こもれびの丘」はイベント終了後の12月中旬が見頃。長く楽しめます。
例年の見頃:11月上旬~11月下旬
ライトアップ:「秋の夜散歩」10月30日(木)~11月30日(日)
アクセス: JR青梅線西立川駅より徒歩約2分(西立川ゲート)
高幡不動尊/東京都日野市

関東三大不動のひとつ。五重塔や大師堂、鐘楼堂付近のモミジはとても見応えがあります。11月18日(火)から30日(日)までは境内で「もみじまつり」を開催。夜間はライトアップも予定されています。また、11月22日(土)・23日(日)には約3,000個の灯篭が街を優しく照らす「たかはたもみじ灯路」を開催。参道が幻想的な雰囲気に包まれます。
例年の見頃:11月下旬~12月上旬
ライトアップ:「もみじまつり」11月18日(火)~30日(日)
アクセス:京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅より徒歩約5分

なお、高幡不動尊では11月1日から「令和七年秋の切り絵御朱印」を一組1,000円で授与されています。数量限定となりますので、興味がある人は早めにおでかけを。
東京都内で気軽に見ることができる、歴史的な建造物と雄大な自然が織りなす秋景色。忙しい日常のなかで都会の喧騒を忘れ、日本の秋を満喫する贅沢な時間を作ってみてはいかがでしょうか。
※例年の見頃:ウェザーニュースの情報を参照
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成しています。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
(TOP画像:公園財団(昭和記念公園)、その他注釈のない画像:Pixta)
鉄道チャンネル編集部
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