首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)は、2026年3月14日(土)に旅客運賃を改定します。昨今の物価高騰や設備投資への対応を理由に、大人の普通運賃や通勤定期は値上げとなります。一方で、沿線の子育て世代を強力にバックアップするため、通学定期や小児IC運賃の大幅な値下げ・据え置きが断行されます。本記事では、私たちの家計にどう影響するのか、改定のポイントを分かりやすくまとめて紹介します。

2026年3月14日改定、初乗り運賃は180円に

今回の改定では、初乗り運賃(3kmまで)が現行のIC168円・きっぷ170円から一律180円に変更となります。最長区間(59km)の運賃は、IC1,205円・きっぷ1,210円から一律1,280円へと引き上げられます。

通勤定期旅客運賃についても改定が行われ、平均割引率は現行の40.6%から37.4%へ。3か月・6か月定期旅客運賃の計算方も変更され、割引率は3か月定期が5%から2%へ、6か月定期が10%から4%になります。

子育て世代に配慮 通学定期と小児IC運賃は「値下げ」

一方で、子育て世代の負担軽減を図るため、通学定期や小児運賃については値下げや据え置きの措置がとられます。

通学定期の平均割引率は現行の60.4%から70.0%へと大幅に引き上げられ、全区間で値下げとなります。特に小児の通学定期については、19km以降の区間(例:秋葉原~南流山)が一律1か月5,000円均一となります。

ICカード利用時の小児運賃は、13kmまでの区間は現行運賃(大人の半額)のまま据え置かれます。さらに14km以降の区間については一律200円均一となり、遠距離を利用する場合の実質的な値下げが実現します。ただし、きっぷ(磁気乗車券)利用時の小児運賃は、これまで通り大人の半額(10円未満切り上げ)。また2026年秋に予定している磁気乗車券の廃止に伴い、磁気券で発売している小児回数乗車券の発売も終了します。

主な改定内容(イメージ)

通勤で利用される方は、改定前の2026年3月13日までに定期券を購入しておけば、有効期限内は旧運賃で利用可能です。また、磁気きっぷの廃止に向けた動きも加速しており、今後はますますICカードの活用が前提となっていくでしょう。

沿線に新しい街や商業施設が続々と誕生し、活気あふれるつくばエクスプレスエリア。家計への影響を抑えつつ、新しくなった運賃体系を賢く利用しましょう。
(画像:首都圏新都市鉄道、TOP写真:PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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