宿なし・渋滞なしで長岡花火&大曲の花火へ! JR東日本が「夜行団体臨時列車」ツアーを発売、ムーンライトえちご彷彿のE257系新潟行きも

夏の2大花火大会である「長岡まつり大花火大会」や「大曲の花火」。「現地の宿泊先が確保できない」「大渋滞で帰れない」という深刻な問題を一発で解決する、注目の夜行列車ツアーが登場しました。JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、2026年夏の主要イベントや新潟・村上方面に向けた、上野・新宿発の夜行団体臨時列車(団臨)ツアーを発売中です。かつての夜行快速「ムーンライトえちご」を彷彿とさせるE257系の運行や、特急形E653系での車中泊など、移動と宿泊を兼ね備えた効率的かつエモい鉄道の旅。今夏注目の3コースの時刻や料金、魅力を詳しくご紹介します。
渋滞知らず&車中泊でイベントをフル満喫!3つの独自企画
夏の風物詩である大規模花火大会ですが、近年は観覧チケット以上に「交通手段とホテルの争奪戦」が大きな課題となっています。そこでJR東日本びゅうツーリズム&セールスが着目したのが、団体臨時列車を活用した「確実に移動できる手段」の提供です。
今回発売されたツアーの最大の強みは、花火終了後の深夜帯に現地を出発し、眠っている間に首都圏へ戻れること。現地の混雑ピークを避けた時間帯に駅へ向かい、列車内でそのまま「車中泊」となるため、圧倒的にスマートな旅程を組むことができます。
気になる3コースの内容とスケジュール
今回設定された、注目の3企画を順に見ていきましょう。
1. 「長岡まつり大花火大会号」(長岡フリープラン)

「長岡まつり大花火大会」の観覧チケットを自力で手配済みの人のためのプランです。往路は利根川渓谷や上越国境の雄大な景色を楽しみ、復路は深夜に長岡を出発します。嬉しい特典として、上野・大宮・長岡駅のNewDaysで使える500円分の利用券がセットになっています。

・運転日:2026年8月2日(日)出発~8月3日(月)帰着
・行程:上野11:02発~長岡16:04着/長岡01:10発~上野06:26着
・旅行代金:大人1名 1万8,000円(通常プラン)~
2. E653系「大曲の花火満喫号」で行く「第98回全国花火競技大会 大曲の花火」

日本三大花火競技大会のひとつ、約1万8,000発を打ち上げる「大曲の花火」を、有料観覧席(イス席)からゆったり鑑賞できるプレミアムな往復プランです。往復とも夜行列車となり、座席は「窓側確約」という配慮も嬉しいポイント。現地到着から花火開始までは秋田県内の自由観光も楽しめます。※「グリーン車指定席プラン」「普通車指定席・こまち32号プラン」は執筆時点ですでにキャンセル待ちとなっています。

・運転日:2026年8月28日(金)出発~8月30日(日)帰着
・行程:上野21:58発~秋田8:06着 /大曲1:29発~上野11:53着
(※秋田~大曲間は秋田新幹線こまちの普通車指定席を利用)
・旅行代金:大人1名 7万円(普通車指定席プラン)
3. 夜行E257系「新宿発 村上行」

花火観覧ではなく「純粋な夜行列車の旅」を味わいたいファン向けの企画です。深夜の新宿を出発し、上越線・白新線・羽越本線を経由して早朝の日本海側へ抜けるルートは、かつて多くの18きっぷファンに愛された夜行快速「ムーンライトえちご」を彷彿とさせます。現地で米坂線などのローカル線巡りを楽しむ2日間プランと、新潟駅・村上駅での片道降車プランから選ぶことができ、どちらのプランも乗車記念の限定ノベルティがもらえます。
ローカル線の駅を巡る特別な2日間

・運転日:2026年8月28日(金)出発
・行程:新宿 23:11発~村上 6:26着/米沢~東京 17:40~19:50着
・旅行代金:大人1名 4万5,000円(通常プラン)~
上越線・羽越本線を駆け抜け、日本海へ

・運転日:2026年8月28日(金)出発
・行程:新宿 23:11発~新潟 04:56着~村上 06:26着
・旅行代金:大人1名 1万4,770円(新潟駅降車・通常プラン)~
移動そのものをエンタメ化する、現代の賢い旅スタイル
今回の3コースはいずれも、よくある「きっぷと宿をセットにした商品」ではなく「移動空間そのもののエンタメ化」したプランです。
特にE653系やE257系といった、本来は昼間の特急列車として活躍している車両を「夜行」として仕立てる手法は、近年のJR東日本グループが得意とするリソースの最大活用法と言えます。寝台特急がほぼ消滅した現代において、リクライニングシートで夜を明かす「座席夜行」の旅は、往年の鉄道ファンにはどこか懐かしく、若い世代には「コスパとタイパを兼ね備えたエモい非日常体験」として新鮮に映るのではないでしょうか。
寝台車ではないので事前の準備を!
「座席夜行」の旅は魅力的ですが、寝台車ではないため、事前の準備と心構えが必要です。リクライニングシートで眠れそうか、ネックピローやアイマスク、耳栓などの準備は必要ないか、事前に食料や飲料を駅で買っておく必要はないかといった点を事前に確認のうえ、参加の有無を決めましょう。
かつて日本中を走っていた「夜行列車」のワクワク感を味わいながら、大混雑の一大イベントを賢く、スマートに満喫できる今回の限定ツアー。人気コースはすでにキャンセル待ちが発生しているため、今夏の予定が決まっている方は早めのチェックが鉄則です。大切な人と大迫力の花火を見上げるか、それとも夜の静寂を走る列車でまだ見ぬローカル線の街へ向かうか――。2026年の夏、あなたならどの列車で特別な夜を明かしますか?
申し込みは「日本の旅、鉄道の旅」Webサイト限定で受付中です。
(TOP画像:長岡花火財団提供/フェイガー、その他画像:JR東日本びゅうツーリズム&セールス)
鉄道チャンネル編集部
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