日本一早い秋の紅葉!2026年北海道・大雪山「黒岳・旭岳」見頃はいつ?ロープウェイでのアクセスからSNS映えイルミネーションまで現地レポ

「日本一早い紅葉」として知られる北海道・大雪山系。2026年も9月中旬から山頂付近で色づきが始まり、鮮やかな秋の風景が山の斜面を描き出しています。大雪山系の二大人気スポット「黒岳」と「旭岳」はどちらもロープウェイが整備されており、本格的な登山装備がなくても気軽に標高1,500メートル以上の高山帯へアクセスできるのが最大の魅力。車を持たない旅行者でも、路線バスを利用して絶景の入り口まで到達することができます。ただし、秋の高山帯は平地との気温差が大きく、9月でも日中の気温が10℃台前半になることも。防寒着の準備や本数の少ない公共交通機関の時刻表確認、マイカー規制などの事前情報チェックが欠かせません。
本記事では、2026年9月中旬の最新現地レポートを交え、黒岳と旭岳の紅葉状況やおすすめの絶景ハイキングルートを紹介します。ロープウェイのアクセス方法から夜のイルミネーションイベントまで、今年の秋「どちらの絶景に会いに行くか」を決めるためのお役立ち情報を解説します。
層雲峡・黒岳の2026年の紅葉

大雪山系の北側の玄関口「黒岳」。北海道旭川市に近い上川郡上川町に位置する火山群のひとつで、ロープウェイとリフトに乗って気軽に紅葉を楽しむことができるスポットです。筆者が現地を訪れた9月14日時点の紅葉は、山頂付近(標高1,984メートル)が見頃、5~7合目付近が紅葉し始め、山麓付近はこれからという状況でした。
黒岳ロープウェイのアクセス

JR石北本線「上川駅」から道北バス「層雲峡・上川線」に乗り約30分、終点の「層雲峡」で降りて徒歩約5分でアクセスできます。バスの本数が少ないため、出かける前に時刻表の確認を忘れずに。
黒岳の見どころ

5合目に到着したら、黒岳駅屋上展望台「黒岳ネイチャーテラス」へ。360℃のパノラマビューを堪能できます。また、1周約30分の散策路もあります。さらに上の目指すなら、ここでリフトに乗り換えましょう。

ここで、黒岳5合目から7合目に行く2名乗りのペアリフトに乗車します。

黒岳リフトは、夏は登山、冬はスキーに活躍していますが、夏と冬で高さが変わる仕組み。夏は地上から1メートル前後の低さで移動しますが、冬は積雪でリフトが埋まってしまうため、リフトを高くしています。

7合目に到着したら、ここから山頂を目指す場合は登山道を進むことになります。約1.5時間で山頂まで行くことができますが、今回筆者は7合目の景色を楽しみました。

「黒岳カムイの森のみち」は片道約15分(約340メートル)のトレッキングルートです。ゴールの展望台に立てば、紅葉とともに「あまりょうの滝」を望むことができます。

筆者が訪れた9月14日昼の黒岳は、ロープウェイでアクセスできる5合目(標高1,300メートル)が18℃、リフトに乗り換えて訪れることができる7合目(標高1,520メートル)が14℃でした。標高により温度が変わるため、状況に応じて調整しやすい服装で行きましょう。
10月に行くなら「双瀑台」もセットで!

黒岳に行くならセットで訪れたいのが「銀河の滝」と「流星の滝」。「双瀑台」に行けば、2本の滝を一度に観賞できます。なお、例年の紅葉の見頃は10月上旬~中旬頃。層雲峡温泉街と同時期のため、筆者が訪れたタイミングでは紅葉していませんでしたが、2つの対照的な滝を同時に見渡すことができ、十分に見応えがありました。1ヶ月後には、岩肌を彩る紅葉が2本の滝の美しさをより引き立たせてくれるはずです。
夜は層雲峡温泉で「奇跡のイルミネート」を!

2026年9月13日(日)から10月12日(月・祝)まで、層雲峡温泉・紅葉谷で夜間のライトアップイベント「奇跡のイルミネート9」を開催しています。紅葉自体の見頃は例年、10月上旬~中旬ですが、路面に投影された落葉が人の動きや音を感知して動く「インタラクティブプログラム」が人気です。層雲峡温泉に1泊する人は、紅葉とイルミネーションによる幻想的な空間も楽しみましょう!
開催時間:毎日18:00~21:00(最終入場20:30)
紅葉谷保全協力金:1人 1,000円
旭岳の2026年の紅葉

北海道最高峰、標高2,291メートルの「旭岳」。ロープウェイで、標高約1,600メートルの姿見の池周辺(5合目)まで移動することができます。見頃の目安は9月中旬から下旬。黒岳よりも紅葉が進んでいる印象です。
大雪山旭岳ロープウェイのアクセス

旭川空港経由旭岳線バス「いで湯号」で旭川駅から約90分、旭川空港から約60分。終点の旭岳で下車すれば、目の前が大雪山旭岳ロープウェイ山麓駅です。バスは1日4往復となっていますので、乗り遅れのないように計画を立てましょう。※ダイヤは変更になる場合があるため、事前に公式サイトをご確認ください。
旭岳の見どころ

大雪山旭岳ロープウェイに乗車したら、まずは空中から眺める紅葉を楽しみましょう。

ロープウェイは標高1,100メートルの山麓駅から1,600メートルの姿見駅まで、片道約10分、20分間隔で運行しています。

姿見駅を降りると早速、色鮮やかな紅葉と迫力ある噴煙を見ることができました。

ここからは、約1時間30分で一周できる、約1.7キロのハイキングコースを進みましょう。初心者でも歩きやすく、個人的には前日訪れた「黒岳カムイの森のみち」よりも、距離は長いもののラクに感じました。時計回りのルートがおすすめです。

石がゴロゴロしている場所もありますが、道は整備されていて比較的歩きやすい印象です。

第3展望台の近くには、鏡池と摺鉢池があります。2つの池は「夫婦池」とも呼ばれています。

北海道最高峰の旭岳は活火山のため、噴気孔の迫力を間近に感じることができます。そして、その様子を映し出しているのが最大の見どころ「姿見の池」です。

夏には白い花を咲かせる高山植物、チングルマの綿毛が風に揺れ、葉は紅色に染まっていました。

日本一早い大雪山系の紅葉は、あっという間に山を駆け下り、やがて長い冬の訪れを告げる初雪へとバトンタッチします。 短い秋だからこそ出会える、一期一会の鮮やかな景色。今年の秋はロープウェイに乗って、空から紅葉を見下ろす北海道旅へ出かけてみませんか? 週末のフライトや周辺ホテルの予約、そしてあたたかい上着の準備はお早めに!
文・写真:斎藤若菜
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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