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祝・世界遺産!QuizKnockコラボ「飛鳥トラベル」で奈良・明日香村のキトラ・高松塚古墳を巡る歴史旅 「飛鳥・藤原の宮都」をクイズで攻略!?

2026年7月にユネスコの世界文化遺産へ登録され、大きな注目を集める奈良の「飛鳥・藤原の宮都」。その魅力をディープに味わう体験型周遊イベント「飛鳥トラベル ~日本はじまりの地をめぐる旅 presented by QuizKnock~」が、2026年10月31日(土)からスタートしました。
本イベントは、伊沢拓司氏率いる知識集団「QuizKnock」がクイズ制作を担当。専用の無料アプリとスマートフォンがあれば、誰でも手軽に古代ロマンの謎解きに参加できます。
今回はサービス開始に先立ち、JR東海のプレスツアーに参加! 国宝壁画で有名な「キトラ古墳」や「高松塚古墳」など、点在する世界遺産構成資産を1日で効率よく巡るおすすめの周遊モデルコースやポイントの貯め方、交通アクセスまで徹底レポート。歴史ファンはもちろん、謎解き好きのファミリーにもおすすめの新しい奈良旅の全貌をお届けします!

世界遺産に正式登録「飛鳥・藤原の宮都」

今回巡った「飛鳥・藤原の宮都」のキトラ古墳・飛鳥寺跡の飛鳥大仏と蘇我入鹿首塚・石舞台古墳・高松塚古墳

「飛鳥・藤原の宮都」は、橿原市・明日香村・桜井市にまたがる地域に良好に残る19の資産(飛鳥宮跡、飛鳥京跡苑池、飛鳥水落遺跡、酒船石遺跡、飛鳥寺跡、橘寺跡、山田寺跡、川原寺跡、檜隈寺跡、石舞台古墳、菖蒲池古墳、牽牛子塚古墳、藤原宮跡、大官大寺跡、本薬師寺跡、天武・持統天皇陵古墳、中尾山古墳、キトラ古墳、高松塚古墳)で構成されています。2026年7月26日、奈良県で「法隆寺地域の仏教建造物」、東大寺や春日大社をはじめとする「古都奈良の文化財」、金峯山寺など「紀伊山地の霊場と参詣道」に続き、4番目の世界遺産に正式登録されました。

JR東海は観光キャンペーン「いざいざ奈良」を展開中

現在はいざいざ奈良「東大寺編」を放送中です(画像:JR東海)

JR東海は奈良の魅力を発信する観光キャンペーン「いざいざ奈良」を2022年5月から展開しています。キャンペーンコピーの「いざいざ」は、人をいざなう意味で用いる言葉「いざ」を繰り返したもの。1300年前から受け継がれてきた歴史と、今を生きる人々が新たに発信する魅力。2つが交差する「奈良」への旅へいざなう気持ちが込められています。鈴木亮平さんが出演するCMを観たことがある人も多いのではないでしょうか?

JR東京駅 奈良 石舞台古墳
JR東京駅に出現した石舞台古墳モニュメント(画像:鉄道チャンネル)

2025年4月にはいざいざ奈良「飛鳥編」として、石舞台古墳などを訪れるCMを放送。2026年8月にはJR東京駅の八重洲コンコースに、実物の1/2スケールで再現した石舞台古墳モニュメントを展示。その後、橿原文化会館ギャラリーや奈良公園バスターミナルでも展示を行い、話題を呼んでいます。

【参考】東京駅に「石舞台古墳」が出現!世界遺産への旅を誘う奈良県×JR東海×近鉄コラボ 2週間限定の待ち合わせスポットにいかが?(※2026年8月掲載) https://tetsudo-ch.com/13035412.html

QuizKnockと巡る「飛鳥トラベル」とは?

世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」を舞台にした体験型イベント

「飛鳥トラベル 〜日本はじまりの地をめぐる旅〜 presented by QuizKnock」(画像:baton)

2026年7月に世界遺産へ登録された「飛鳥・藤原の宮都」の魅力を発信するため、2026年10月31日(土)から2027年3月31日(水)まで、奈良県・近鉄・JR東海・JR西日本が連携した体験型イベント「飛鳥トラベル ~日本はじまりの地をめぐる旅~ presented by QuizKnock」を開催中です。知識集団「QuizKnock」がクイズを制作し、奈良県の飛鳥・藤原エリア(明日香村・橿原市・桜井市)を舞台に、歴史や文化を楽しく学べる周遊企画です。

歩いてポイントを貯め、伏せられたクイズの解明に挑む!

「飛鳥トラベル」の遊び方(画像:baton)

まずは、無料の専用スマホアプリ「飛鳥トラベル」をダウンロード。対象エリア内の移動距離や歩数、スポット訪問によってポイントが貯まる仕組みのアプリで、集めたポイントを使って問題文の文字を1文字ずつオープンにしつつ、クイズに挑戦します。問題文がすべて伏せられた状態から、できるだけ少ない文字数で正解を目指す新感覚のルールが特徴。クイズが得意でない場合は、たくさん歩いてポイントを貯めれば問題文の文字をフルオープンにして解くことができるため、誰でも気軽に楽しめます。

筆者がキトラ古墳で体験したクイズ画面。クイズを解くと称号がもらえます(※画像のクイズはテスト版です。実際のクイズとは異なります)

クイズアプリ初挑戦の筆者でしたが「クイズの問題文を推測する」作業がとても楽しい! 「最後の一文字は『?』だろうから開けないでおこう」「大切なことは後半に書かれているはず」「この文字から推測できるワードは何だろう?」など、同行者とあれこれ作戦を練り、どこに重要なヒントが隠されているか推測しながら文字を開きました。その結果次第で思いもよらない称号をGETできることもあり、これがまたひとつの楽しみに。称号が貰えるとコレクター欲を刺激され、もっとやり込みたくなりました。

クイズに答えるだけでなく、対象スポットで記念撮影も可能。画像の縦横比は選ぶことができ、スマートフォンの標準サイズだけでなく、SNSアイコンにぴったりな1:1なども選べます

「飛鳥トラベル」遊びはじめの注意点

筆者が実際に体験した「飛鳥トラベル」初期操作の画面(テスト版の画面のため、実際とは異なる場合があります)

現地でスムーズに「飛鳥トラベル」を楽しむために、まずは旅行へ行く前にアプリをダウンロードしておきましょう。最初に表示される「はじめてのクイズ」は、ポイントが足りなくなれば補充できるシステムになっているため、ポイントの消費は気にせず、ここでしっかりとクイズに慣れておきましょう。
また、iPhoneに標準搭載されている「ヘルスケア」アプリ(Androidの場合は「ヘルスコネクト」など)の歩数機能を使用するため、歩数の読み取りがONになっているか確認しておくことをおすすめします。位置情報を「常に許可」にしておくことで、アプリを閉じているときも歩いてポイントを貯めることができます。

約100種類の称号集めや時間限定クエストも登場

筆者がGETした称号の数々とポイント。滞在中たくさん歩いたため、歩数に関する称号とポイントを大量に得ることができました。右側の画像は、先着10名のレジェンド称号。出現条件のネタバレは控えますが、思いがけないタイミングで貰えることが多く、テンションが上がりました!

旅の足跡に応じて獲得できる称号は全部で約100種類用意されています。さらに、甘樫丘では14:00〜17:00の間にのみ出現する時間限定称号や、各先着10名限定の「レジェンド称号」など、やり込み要素も充実しています。対象スポットは飛鳥寺や石舞台古墳、キトラ古墳といった世界遺産構成資産をはじめ約50地点に及び、旅の思い出や獲得した称号は画像としてSNSにシェアすることも可能です。

今回筆者は、クイズ4スポットを含む5ヶ所を散策。「キトラ古墳・キトラ古墳壁画体験館 四神の館」「高松塚古墳・高松塚壁画館」「石舞台古墳」「飛鳥寺(飛鳥寺跡)」と「蘇我入鹿首塚」を巡りました。

四神壁画や中国式天文図が特徴的「キトラ古墳」

直径13.8メートルの下段、直径9.4メートルの上段からなる2段構成の「キトラ古墳」。墳丘を発掘調査後に埋め戻し、築造時の大きさに復元。一帯が「国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区」として整備されています

最初に訪れたのは、国営飛鳥歴史公園内のキトラ古墳周辺地区南に位置する「キトラ古墳」。7世紀末〜8世紀初頭に造られたと推定されています。

キトラ古墳地形復元模型(写真左)と「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」に展示されているキトラ古墳を南北方向に切断した断面。墳丘の中に石室が造られている様子が分かります

キトラ古墳と言えば、1983年に石室内部から「玄武」の極彩色壁画が発見されて話題になった場所。高松塚古墳(後述)に続き、日本で2番目に発見された壁画で、2000年には古墳が国指定史跡に、2019年には壁画が国宝に指定されました。石室内の壁画は約6年4ヶ月の歳月をかけて慎重に取り外して修復・保存しています。

「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」外観

石室内の壁画には、中国神話に登場する「四神」(青龍・白虎・朱雀・玄武)や十二支、本格的な中国式星図として現存する世界最古の「天文図」などが描かれています。四神すべての図像が揃って発見されているのは、日本でもキトラ古墳だけ! その様子は、キトラ古墳に隣接する「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で学べます。

4面マルチ高精細映像の古墳壁画と「天文図」を模した天井

本館地階の展示室で目を引いたのが、キトラ古墳壁画の4面マルチ高精細映像。古墳壁画を大迫力で楽しむことができ「天文図」を模した天井も注目です。

原寸大(高さ1.2メートル・幅1メートル・奥行2.4メートル)の石室レプリカ。まさしく棺ひとつ分の広さという印象ですね

原寸大のキトラ古墳石室模型は、中の様子を覗き込むことができ、四神や天文図の様子をリアルに確認できます。

キトラ古墳石室の造り方を「石室パズル」で学習。「意外と難しい……」と悩みながら組み立てている見学者の姿も

キトラ古墳内の石室は、18個の直方体の切石(二上山から運んだ凝灰岩)を組み上げて造られています。どのように組み上げているのか学べる「石室パズル」もありました。

古代飛鳥に暮らした渡来人の暮らしをジオラマで再現

そのほかにも、渡来人の暮らしをジオラマ模型で再現したコーナーや、キトラ古墳の発見から墓道の埋め戻しまでを辿る展示などもあり、見応えがありました。

今回は期間外のため見学できませんでしたが、1階の「文化庁キトラ古墳壁画保存管理施設」では、保存のために石室から取り出されたキトラ古墳壁画の実物を期間限定で公開しています。次回は実物を鑑賞しに来ようと心に誓いました。

キトラ古墳壁画体験館 四神の館

アクセス:近鉄吉野線「壺阪山駅」から徒歩約15分、または「飛鳥駅」から徒歩約30分
開館時間:9:30~17:00(3~11月)9:30~16:30(12~2月)※入館は閉館30分前まで
休館日:年末年始(12/29~1/3)、2・4・7・11月の第2月曜(祝日の場合は翌平日)※臨時閉館する場合もあり
料金:無料

飛鳥美人が見どころ「高松塚古墳」

「高松塚古墳」の墳丘は直径約23メートル、高さ約5メートル以上。二段築成の円墳でキトラ古墳同様、築造当初の姿に復元されています

明日香村にはもうひとつ、有名な古墳があります。続いて向かったのは、キトラ古墳から少し北へ。「国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区」に、キトラ古墳と同じ時代の壁画をもつ古墳「高松塚古墳」があります。1972年、日本で初めて発見された壁画をもつ古墳で、当時は大きな盛り上がりを見せました。1974年には壁画が国宝に、出土品は重要文化財に指定。2026年には、保存のために解体された石室に関連する資料などが重要文化財として追加指定されています。

高松塚古墳に隣接している「高松塚壁画館」

キトラ古墳同様、古墳内部は見学できませんが、隣接する「高松塚壁画館」では、高松塚古墳の石槨(せっかく)内部の模型と壁画の模写・模造を展示。高松塚古墳の全貌を学ぶことができます。

「高松塚壁画館」に入ると、飛鳥時代の衣装がお出迎え。大人300円で見学できます

高松塚古墳で最も有名なのが、西壁に描かれた極彩色壁画の「西壁女子群像」。「飛鳥美人」として知られ、飛鳥を代表する文化財です。

有名な「西壁女子群像」。高松塚古墳と同様、凝灰岩の表面に漆喰を塗り、その上に西壁女子群像を模写して仕上げたものです。男子群像もあるのですが、やはり色鮮やかな衣装を身にまとった女性たちの姿が印象に残りました

その絵柄は「高松塚古墳保存寄附金つき郵便切手」となり、歴代最多の発行部数を記録するほど人気に。歴史の教科書で見た覚えがある人もいるかもしれません。

「高松塚壁画館」内部。中央奥に見えるのが、石槨内部の模型です

「高松塚壁画館」は、この記念切手の寄附金によりできた施設です。館内に入ると、右側にも左側にも復元模写が展示されています。「あれ?同じ絵?」と思いましたが、一部の泥の跡を取り除いたり、損傷剥落や汚れを加減して復元したりと絵を見やすくした模写と、発見当時の状態を忠実に再現した模写が展示されており、見比べることができます。

石槨内から出土した、銀荘唐様大刀(ぎんそうからようのたち)関係遺物や海獣葡萄鏡など、出土品のレプリカも展示

ちなみに、中央奥には石槨模型が展示されており、盗掘口部から内壁の壁画を覗くことができます。高松塚古墳の壁面にも四神が描かれていますが、こちらは南壁の朱雀が失われています。また、天井には星宿図(星空を簡略化した図)が描かれています。

高松塚壁画館

アクセス:近鉄吉野線「飛鳥駅」から徒歩約15分
開館時間:9:00~17:00※入館は16:30まで
休館日:12月29~翌年1月3日、4・7・11・2月の第2月曜(祝日の場合は翌平日)
料金:大人300円、高校・大学生130円、小・中学生70円

クイズを解きながら巡ることで、単なる観光から「知の冒険」へと変わり、古代ロマンの背景をより深く体感できる「飛鳥トラベル」。
今回ご紹介したキトラ古墳や高松塚古墳だけでも見どころ満載ですが、飛鳥エリアの魅力はまだまだ尽きません。次回は、巨石が圧巻の「石舞台古墳」や日本最古の仏像が鎮座する「飛鳥寺」、そして旅の途中で立ち寄りたい絶品ランチスポットを詳しくご紹介します!
まずはご自宅で「飛鳥トラベル」のアプリをダウンロードして、秋の奈良・飛鳥へ出かける準備を始めてみませんか? 次回のレポートもお楽しみに!

文・写真:斎藤若菜
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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