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福岡の九州大学・箱崎跡地は「HAKOZAKI BLOCK」に決定!28.5haスマートシティ、約30店フードパークとエディオン・イオン、2000戸の住宅など

九州大学箱崎キャンパス跡地の再開発HAKOZAKI BLOCKの完成予想図
HAKOZAKI BLOCKの全体鳥瞰の完成予想図。実際とは異なります (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

福岡市東区の九州大学箱崎キャンパス跡地で進む再開発の名称が、「HAKOZAKI BLOCK(ハコザキブロック)」に決まりました。敷地は約28.5ha。住友商事、JR九州、西部ガス、清水建設、大和ハウス工業、東急不動産、西日本新聞社、西日本鉄道の8社が進めるスマートシティで、2028年度に第1期のまちびらきを迎え、2031〜36年度にかけてまちの概成を目指しています。
事業基本計画によると、日本最大級とされるフードパーク(約30店・約1,500席)、BOX FUKUOKA、ホームセンターを核にした商業施設が2028年度に開業します。ファミリー向けの住宅は、計約2,000戸が順次供給されます。2026年12月からは、街の中央部の建物工事が始まります。鹿児島本線には新駅のJR貝塚駅も、2027年に開業する予定です。
この記事では、名称に込めた意味、8つのゾーンと主な施設の開業年度、住宅・学校・病院、交通と工事のスケジュールまで、公式の完成予想図や図とあわせてご紹介します!

名称は「HAKOZAKI BLOCK」、コンセプトは「好奇心まで、ひらくまち。」

九州大学箱崎キャンパス跡地地区の土地利用事業者8社は、2026年10月22日、福岡市が進める「FUKUOKA Smart EAST」の先行プロジェクトの名称を「HAKOZAKI BLOCK」に決めたと発表しました。

名称の「BLOCK」には、まちを形づくる街区の意味に加えて、積み木(Building Blocks)のように知や人、暮らし、アイデアを組み合わせて積み上げていく意味が込められています。九州大学のキャンパスの記憶を受け継ぐレンガや、箱崎の「箱」を思わせるかたちも重ねました。

HAKOZAKI BLOCKのロゴと主な数字
HAKOZAKI BLOCKの主な数字(公式の事業基本計画をもとに鉄道チャンネル作成)

【概要】HAKOZAKI BLOCK
所在地:福岡市東区箱崎(九州大学箱崎キャンパス跡地)
敷地面積:約28.5ha
事業者:住友商事、JR九州、西部ガス、清水建設、大和ハウス工業、東急不動産、西日本新聞社、西日本鉄道
コンセプト:好奇心まで、ひらくまち。
まちづくりのコンセプト:HAKOZAKI Green Innovation Campus
まちびらき:2028年度(第1期)。まちの概成は2031〜36年度
公式サイト:hakozaki-block.jp

今回の発表では、名称の決定が中心でした。

【参考】福岡・九州大学箱崎キャンパス跡地が「日本最大級のスマートシティ」へ!JR九州・西鉄が挑む https://tetsudo-ch.com/13025974.html

まちは8つのゾーン、中心は「イノベーションコア」

事業基本計画では、イノベーションコアを交流・にぎわいのための中心として、まちを次の8つのゾーンに分けています。

九州大学箱崎キャンパス跡地「イノベーションコア」街区のイメージパース
九州大学箱崎キャンパス跡地「イノベーションコア」街区のイメージパース(画像:住友商事など)

【8つのゾーン】(事業基本計画の概要より)

HAKOZAKI BLOCKの8つのゾーン
まちを構成する8つのゾーン (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

【8つのゾーン】(事業基本計画の概要より)
・ゲートゾーン:業務・研究
・イノベーションコア:業務・研究、交流・にぎわい
・ウェルカムゾーン:生活支援
・サウスリビングゾーン:居住
・ノースリビングゾーン:居住
・ナレッジゾーン:教育
・ウェルネスゾーン:医療・福祉
・将来活用ゾーン:時代に合わせて、導入する機能を今後検討

HAKOZAKI BLOCKの土地利用ゾーニング
土地利用ゾーニング。事業基本計画の概要より (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

2028年度にまちびらき|フードパーク・BOX FUKUOKA・ライフスタイルセンター

HAKOZAKI BLOCKの主な施設の概要
主な施設の概要(フードパーク・BOX FUKUOKA・ライフスタイルセンターなど)。事業基本計画の概要より (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

第1期のまちびらきは2028年度です。主な施設の内容と開業年度は、次のとおりです。

【主な施設】(事業基本計画の概要より)
・BOX FUKUOKA(2028年度):3階建て、延べ約10,000㎡。IOWN(次世代通信)の活用などを軸にした、福岡の次世代産業のイノベーション拠点。1階にブック&カフェ、コワーキングスペース、ショールーム、2・3階にオフィス
・フードパーク(2028年度):2階建て、延べ約9,000㎡。福岡・九州の食をテーマにした体験型の観光交流拠点。生鮮マーケットとフードホールがあり、約30店舗の飲食店と約1,500席を備える日本最大級のフードパーク

主な施設の概要(フードパーク・BOX FUKUOKA)。事業基本計画の概要より

・ライフスタイルセンター(2028年度):3階建て、延べ約20,000㎡。ホームセンターを核にした商業施設で、フィットネスジム、ドッグラン、災害時の備蓄倉庫、入居企業向けの工房も整備
・ナレッジゾーン(2028〜2030年度):インターナショナルスクール(生徒300名程度)、外国語専門学校(生徒700名程度)、多世代交流施設(高齢者向け住宅100戸程度、幼児・児童向け教室など)
・ライフサイエンスパーク(2030年度):6階建て、延べ約9,700㎡。健康・医療関連企業を誘致するラボ・オフィス
・ウェルネスゾーン(2029年度、2032年度):地場の総合病院(約200病床)の移転拡張と、産婦人科クリニックの移転

主な施設の概要(フードパーク・BOX FUKUOKA・ライフスタイルセンターなど)。事業基本計画の概要
主な施設の概要、ライフサイエンスパーク・ライフスタイルセンターなど(事業基本計画の概要より )

商業エリアの核店舗には、エディオン、イオン九州、ロイヤルホームセンターが入ると報じられています。いずれも2028年度の第1期の開業が見込まれます。

HAKOZAKI BLOCKのビルドアップ計画(開業年度)
ビルドアップ計画(開業年度)。事業基本計画の概要より (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

住宅は、ファミリー向けの共同住宅が2028年度以降、南エリアから年度ごとに約250戸ずつ供給され、合計で約2,000戸になる計画です。

緑化率40%・樹木1万本以上

まち全体で緑化率40%、総樹木本数1万本以上を目指します。環境面では、2040年を待たずにエリア全体のCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを、2028年のまちびらきの時点から目指すとしています。

福岡各地へのアクセス抜群、JR貝塚駅と交通広場も

交通では、鹿児島本線の新駅「JR貝塚駅」と、西鉄貝塚線の「箱崎九大前駅」が、まちの最寄りになります。

福岡市内各地へのアクセス
福岡市内各地へのアクセス(画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

JR貝塚駅は、千早〜箱崎間の新駅で、2027年に開業する予定です。

【交通の計画】(事業基本計画の概要より)
・交通広場:路線バスを延伸し、2030年度に整備
・パーク&ライド駐車場:JR貝塚駅に隣接する街区に108台、2028年度に供用
・駐車場:まち全体で約4,270台
・駐輪場:まち全体で約4,920台
シェア型モビリティ:EVスクーター、EVサイクル、EVキックボードなどを、2028年度以降に順次導入

【参考記事】鹿児島本線の新駅名称が決定、千早~箱崎間に2027年開業 https://tetsudo-ch.com/13019762.html

建物の工事は2026年12月から、まず中央部の3エリア

HAKOZAKI BLOCKの建設工事を予定しているエリア
建物工事を予定しているエリア(2026年12月着工) (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

公式サイトの工事情報(2026年10月22日)によると、2026年10月の時点では敷地全体の造成工事が進んでいます。2026年12月からは、街の中央部の「イノベーションコア」の施設、「サウスリビングゾーン」の共同住宅、「ナレッジゾーン」の多世代交流施設の建物工事が着工します。

HAKOZAKI BLOCKの工事スケジュール
工事スケジュール。2026年12月から建物工事(①〜④)に着手 (画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト)

工事のスケジュールは、公式サイトで定期的に発信されます。変更されることもあります。

防災拠点とスマートサービスも

まちの中心部には防災活動拠点を設け、災害時には帰宅困難者を最大3日間、施設(計約9,000㎡)で受け入れる計画です。最大3日分の避難物資の備蓄倉庫も整備します。

スマートサービスでは、共通ID、MaaS(複数の移動手段をまとめて案内するサービス)、無人店舗、自動配送ロボットなどが計画されています。ただし、これらのサービスは将来の構想であり、導入や提供を保証するものではないと、公式が注記しています。

福岡市東区の大学跡地が、どんなまちに変わっていくのか。2028年度のまちびらきに向けて、これからも注目していきましょう。
※計画は今後の協議で変更になる場合があります。完成予想図は計画段階のもので、実際とは異なります。
(画像:HAKOZAKI BLOCK公式サイト、鉄道チャンネル作成)

鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)

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