技術をデータ化し、記憶から記録で継承したい。

的確な指示を行うことで歩留りを改善したい。

ミスによる事故を減らし、安心して働ける環境を提供したい。

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教育期間を短縮し、さらに外国人を受け入れしやすくしたい。

問合せ・苦情を減らし、顧客満足度を向上させたい。
 
 
―――鉄道、道路、航空・宇宙、通信、製造業、建築業、社会インフラ(電気、ガス、水道)の保全業などの現場で、こんな声が出ているという。

コマツ全額出資による情報システム会社がルーツのクオリカ(現 TISインテックグループ)は、こうした現場の声から開発したヘルメットマウント型ウェアラブルデバイス「iBowQube(アイボウキューブ)」を11月から販売する。

この iBowQube は、既存のヘルメットに装着できるマウント型のウェアラブルデバイス。

ハンズフリーでビデオ通話により現場担当者と管理者のコミュニケーションを可能にする。

主要構成は、電子デバイスを装着するためのアタッチメント、電子デバイス機器(位置変更可能カメラ、心拍センサー、環境センサー)、通信回線(専用スマートフォン/周辺機器一式)、クラウド環境。

また、突発作業への対応もスムーズにできるよう、電子マニュアルなどをそのまま目の前のスクリーンに表示できる独自の透過型スクリーンを開発中。同モデル Ver.2.0で搭載する予定。