私鉄と大学が手を組んでディスティネーション創生の本格化へ――。京急電鉄と東京大学は、“都市近郊リゾート三浦”の創生に向け、共同研究契約を締結。三浦半島エリア活性化への具体的な検討を5月18日から始めます。

主要研究メンバーは、ファシリテーターとして、東大大学院情報学環 安斎勇樹特任助教、外部有識者として今和泉隆行氏(地理人研究所)とモリジュンヤ氏(inquire inc.CEO)、そして京急グループの中堅・若手社員10名程度。この構成メンバーを軸に、5月18日から、フィールドワークや複数回のワークショップを通しコンセプトを開発。研究の成果は2017年度末にコンセプトブックでまとめ、具体化した企画については京急グループ内で順次事業化する見込みです。

具体的な流れは、5月18日のキックオフを皮切りに、課題の具体化・深化に向けたフィールドワーク、新しい視点・意見の発掘、魅力提供のストーリーづくりやターゲット像の明確化に向けたアイデア発散などを経て、全体計画・コンセプトワークへとすすみます。

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「ワークショップやフィールドワークなどの手法を組み合わせて、魅力的なコンセプトを創造し、そのコンセプトをもとに、人々を引き付ける三浦半島でしか体験できない“コト”を作り上げる」と両者。来春には、この「三浦でしかできないコト」が、いろいろ見えてくるはずです。