【駅名 11】読み方が やっぱり 不思議?

2017.06.16

というか、この読み方は何故?

大井川鐵道大井川本線の駅です。駅の所在地は静岡県榛原(はいばら)郡川根本町地名。静岡のお茶の中でも独特の香りで有名な川根茶の産地でもあります。漢字を見た瞬間は地名(ちめい)かと思いますよね。

この駅の北側には全長10mの不思議なトンネルがあります。

実はトンネルではなくて、かつて線路の上を川根索道(貨物用ロープウェイ)がかけられていたため、索道を運ばれている貨物の落下から線路や列車を保護するために作られたものです。大井川鐵道が開通するまで、険しい山の中故に荷物を運ぶ手段が無かったのですね。お米や衣類からコンクリートまで運んだのです。

上中、思わず“下”は何処にアルの? と突っ込みたくなります

JR西日本小浜線の駅で、読み方は「かみなか」です。2005年に福井県で最初にエレベーターが設置された駅なんだそうです。エスカレーターの設置も一番最初。福井県で最も南にある駅です。

このちょっと珍しい駅名、1918年(大正7年)の開業当時は三宅村の三宅駅だったのです。1954年(昭和29年)に三宅村を含む5つの村が合併して上中町になりました。その結果1956年(昭和31年)に上中駅に改称されたのです。しかし、2005年に上中町は三方町と合併して若狭町になっています。

ところで、この上中(かみなか)という地名はどこからきたのでしょう?

若狭町歴史文化課の吉村さんに教えていただきました。(メールで質問したらお返事いただきました)このエリア、何と8世紀、大宝律令によって遠敷(おにゅう)郡となったことが始まりで、はるかに下って江戸時代、上中郡(38ヶ村)、下中郡(72ヶ村)に分けられたのです。1954年に合併した5つの村が全て上中地区にあったため、古くから馴染みのある「上中」という地名が選ばれたとのことでした。

なるほど、遠敷郡以来の歴史を教えてもらって初めて分かる地名の由来でした。ありがとうございます。

ちなみに上中駅の東には上中古墳群があって5基の古墳が昭和10年(1935年)に国の指定を受けています。若狭町には17基の前方後円墳があるそうです。何だか、ゆっくり下車して散歩してみたくなります。


※画像は若狭町ホームページより

日の出る場所

日出(ひじ)は難読駅名。JR九州日豊本線の駅です。駅所在地の地名です。

「日がのぼる」という意味の駅名は少なくないです。宮崎県の旧令制国名「日向(ひゅうが)」は難読ですが「日の出る=東」を意味します。「日向」は多くの駅名に冠されています。旧令制国とは無関係に千葉県にはJR東日本総武本線「日向」駅があります。

そのまんまですが「日の出(ひので)」駅も東京のゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)にあります。「日出塩(ひでしお)」駅はJR東海中央本線、「日出谷(ひでや)」はJR東日本磐越西線、「日登(ひのぼり)」駅はJR西日本木次線です。個人的には樽見鉄道樽見線の「日当(ひなた)」駅なんて山間部の日当たりの良い場所にあって、好きな駅名です。

日出駅のお隣「大神」駅も気になります。大きな神様が「おおがみ」ではなくて「おおが」なのです。

ここも駅の所在地が大分県速見郡日出町の大字大神にあるのですが。まだまだ気になる駅名はたくさん有ります。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS JR九州 大井川鐵道 JR西日本 駅名


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