「NO.DO.KA」

「NO.DO.KA」は2001年に前身の「シルフィード」からの改造により現在のカーペット列車に生まれ変わりました。車両形式は直流・交流どちらにも対応する485系に区分されますが、もともとは直流専用の189系特急型車両をベースに改造された車両です。車両床下にはディーゼル発電機を搭載し、車内の照明や空調に使用する電気を発電しながら、機関車の牽引で架線のない非電化区間を運転されることもできます。先頭車は運転席を高い位置に設け、客室を全面ガラス張りとして広い展望が楽しめる車両構造が大きな特徴です。現在は新潟エリアを中心に臨時列車や団体専用列車として運用されています。

快速「展望日本海夏休み満喫号」

羽越本線車窓の笹川流れ

国の名勝で天然記念物に指定されている「笹川流れ」。このツアーでは、羽越本線の桑川駅〜今川駅間で「笹川流れ」を堪能するために速度を落として運転されます。奇岩などをゆっくり眺めるチャンスです。

快速「弥彦山ナイトクルーズ号」

弥彦駅

弥彦駅に到着してから戻りの出発まで4時間という時間があるので、のんびり弥彦神社に行って、弥彦山ロープウェイで弥彦山の山頂に登るという「夜景スペシャル」なツアーです。

快速「NO.DO.KAもぐら・ループ」

これも面白いツアーですね。上越線の上りは川端康成の「雪国」に登場する「トンネルを抜けると・・・」で有名ですが、実はこの小説の書かれた時代には新清水トンネル(1967年開通 13、500m)の開通前、下り列車での情景描写なのです。今は上り列車しかこの群馬側と新潟側両方に高度さを登るループのある淸水トンネル(1931年開通 9、702m)を通らないので、川端康成の描いた情景は誰も経験できません。これ蒸気機関車で企画したら受けるだろうなぁ、と夢想しますが。

土合駅は、上りは地上駅ですが下りは新清水トンネル内の地下70mにあって改札から階段を下って10分かかるという「もぐら駅」です。夏の最中でも下りホームに降りるとヒンヤリした空気に驚きますよ。

土合駅下りホーム駅名標

湯檜曽駅も下りホームが新清水トンネルに入ってすぐの所にあります。地上の上りホームからは清水トンネルのループの一部を見ることができます。

湯檜曽駅下りホーム駅名標

「NO.DO.KA」最終章、なかなかユニークなツアーで夏を楽しめそうですね。

このリリースにはこの様な「注意書き」が大きく付属していました。鉄道ファンとしては自分を含めて心したいですね。