E2系230両 E5系330両 E926形6両が所属する大車両基地です!

新幹線総合車両センターは東北本線利府支線の新利府駅にあります。というよりも新利府駅自体が新幹線総合車両センターに通勤する関係者のために作られた駅なのです。普段は朝夕、新幹線総合車両センターの関係者しか使えない改札が「新幹線車両基地まつり」の時は一般に開放されます。

余談ですが、岩切駅から利府駅まで、現在は利府支線と呼ばれる盲腸線になっていますが、1890年(明治23年)に岩切〜一ノ関駅間が開業した時は、岩切駅から利府駅、松島(旧)駅を経て品井沼駅に至るルートが東北本線でした。しかしこの区間には急勾配が存在し補助機関車の連結が必要だったのです。1944年(昭和19年)には陸前山王駅〜品井沼駅間に勾配緩和ルート(海線)が新設され、やがてこちらが現在の東北本線メインルートになって複線電化されました。その結果、旧線の利府駅〜松島旧駅〜品井沼駅間が廃止され、現在の単線盲腸線として岩切駅〜利府駅間が残されたのです。1982年(昭和57年)の東北新幹線開業に伴う現在の新幹線総合車両センターが利府支線沿いに設置され新利府駅が作られました。

第32回新幹線車両基地まつり

2017年10月21日(土)9:30〜15:00(入場は14:00まで)、JR東日本新幹線総合車両センターで開催されます。入場無料。新利府駅を利用して会場を訪れる人、先着5、000人にポストカードがプレゼントされます。会場付近には駐車場・駐輪場が無いので新利府駅を利用する以外は「新幹線車両基地まつり」には徒歩で行くしかないのですけれど。

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主な催事内容は
・新幹線車両メンテナンス作業実演コーナー
・ミニ新幹線(E5系)運行
・新幹線車両展示

さらに詳細は8月下旬にポスター・チラシで告知されます。