JR北海道は、7月30日に発生した千歳線 音江別高台線踏切 架線損傷事故について状況を発表。踏切に設置してあるカメラの映像などを公表しました。

映像には、千歳線 北広島駅と島松駅の間、音江別高台線踏切で列車の通過を待っていた大型トラックが、踏切内で架線に接触しながら通過する姿が映っています。

「明らかに高さ制限を超過した車両が、無理矢理踏切に進入し、架線(トロリ線)に接触し、損傷させていたことがわかりました」(JR北海道)

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この、重機を載せたトラックは、車両進入側に高さ制限標識(4.5m)を無視し、さらに架線を防御するためのH鋼式踏切注意標も接触しながら線路内に進入。この事故で、快速エアポートなど61本の列車が運休し、列車は最大225分の遅れが発生し、約1万5000人に影響が出たと同社は伝えています。

2万ボルトの電圧がかかっているという架線。映像には、重機の頭頂部が架線に触れた瞬間、架線側と、トラックの接地側(タイヤ側)などで激しい火花を散らし、タイヤがパンクする姿などが映っています。