青春18きっぷと快速「ムーンライトながら」で東京へ向かう人を見かけるこの季節。首都圏のJR電車には、希少な存在といえる形式が走っています。そこで、埼京線・りんかい線、京葉線、武蔵野線、中央総武緩行線の路線で会える個性的な編成をピックアップ。次の4つの形式は、乗車券や青春18きっぷ、都区内パス(750円)などだけで乗車可能です。

◆東臨運輸区 70-000形

JR東日本209系をベースに川崎重工でつくられた東京臨海高速鉄道りんかい線70-000形。209系のフラットで周囲にエッジが入ったフェイスに対し、こちらはラウンドシェイプ。編成数は8本。相互直通先のJR埼京線のE233系7000番台が31本あるから、70-000形に会える確率は20.5%。

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◆三鷹車両センター E231系500番台ミツA520編成など

山手線に総合車両製作所新津事業所製E235系が順次投入されるのにあわせ、押し出されたE231系500番台が総武線へ次々と転属中。山手線E231系の特徴のひとつは、ホワイトが強調されたフェイスとツリメのようなヘッドライト周り。スカートも白に塗られているので、遠くからでも見分けがつきます。

◆京葉車両センター 209系500番台ケヨM71編成など

京浜東北線や京葉線などで活躍したあとに8両化されて武蔵野線で活躍する209系。京葉車両センターにケヨM71・72・73編成の3本が所属中。42本ある205系のなかに混じって活躍する205系M編成は、会える確率6.7%。

◆京葉車両センター 209系500番台ケヨ34編成

E233系5000番台24本が活躍する京葉線で孤高の存在。京葉車両センターには、京葉線向け209系が唯一1本所属します。このケヨ34編成は昨冬、EF81形電気機関車などにけん引されて秋田総合車両センターに入場。最近、機器更新工事などを施し、京葉線運用に復帰しました。


外房線を行く京葉車両センター 209系500番台ケヨ34編成

京葉線を走る京葉車両センター 209系500番台ケヨM71編成

御茶ノ水駅に入る三鷹車両センター E231系500番台ミツA520編成

りんかい線を行く東臨運輸区 70-000形