京都・出町柳から、鞍馬山や比叡山へと結ぶ叡山電車。その700系を大胆にリニューアルし、全面に指輪のような楕円ルックの観光車両が2018年春に登場する。

その名も「ひえい」。名称には「京都中心部から八瀬、比叡山を経由し、坂本、びわ湖に至る観光ルート「山と水と光の廻廊<比叡山・びわ湖>」をさらに活性化させ、その道しるべとなるように」という思いが込められた。

前面や側面につくアイコンは「大地から放出される気のパワーと灯火」を抽象化した「スピリチュアル・エナジー」。深緑のボディにゴールドの楕円が前面に添わる「ひえい」のコンセプトについて、叡山電鉄はこう伝えている。

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「叡山電車の2つの終着点にある「比叡山」と「鞍馬山」の持つ荘厳で神聖な空気感や深淵な歴史、木漏れ日や静寂な空間から感じる大地の気やパワーなど、「神秘的な雰囲気」や「時空を超えたダイナミズム」といったイメージを「楕円」というモチーフで大胆に表現。また、側面に配されたストライプは比叡山の山霧をイメージ」