車両内コンセントの拡充で、ワイヤレス充電器はどう存在感を高めるか
カルフォルニア州プラヤヴィスタに本社を置くベルキン(belkin)は10月12日、都内で新型ワイヤレス充電器のエントリーモデル「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W) 」などをはじめとする新商品ラインナップを発表した。
「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W) 」は、新型iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X やその他Qi対応のスマートフォンやタブレットに対応した、5Wワイヤレス充電器。価格は3480円、全国のビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazonオンラインストアなどで販売を開始。同製品は次のような特徴を持つ。
・ワイヤレス充電
・高速充電 5W / 1.0A出力
・スタイリッシュでポータブルなデザイン
・柔らかい充電パッドが傷や滑りを防止
・スマートフォンやタブレットなどのQi対応デバイスと互換性あり
・厚さ3mmまでのケースを装着のまま使用可能
タッチアンドトライコーナーでは、担当者が「自宅のなかだけでなく、クルマや電車のなかでもコードレスに充電ができることがウリ」と話す。
また、「いま注目しているシーンのひとつに、電車のなかがある」とも付け加えた。
「たとえば、新幹線や特急などの車両には、1席にひとつのコンセントが設置されるようになった。車内でワイヤレスで充電すれば、急な着信でもコードを外す手間やわずらわしさから解放される。着信してスグに持ち運び、通話できるデッキなどにサッと移動できる。これはワイヤレスだからできる点」
大手私鉄などで、有料着席通勤列車が続々とデビューしている。どの列車にも「ひとりひとつコンセント」が定番化しつつあるなか、こうしわワイヤレス充電器が、存在感をどう高めていくか。
ベルキンジャパン石井靖人ナショナルセールスマネージャーは「今回のiPhoneからワイヤレス充電が可能になったことから、ワイヤレス充電が急速に広がるだろう」と伝えていた。
写真は左からベルキンジャパン石井靖人NSM、ベルキンインターナショナルのチェット・ピプキンCEO、同スティーブン・マロニー副社長、デイウォン・キム アジア太平洋地区代表。